「フンシ」!?の巻き | 人生空回劇場

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一生懸命耕して種を植え続けてるつもり。

コツコツ水をやって気ぃ使って日に当てたり。



だけどなかなか実を結ばない私の人生。 嗚呼、空回り。



とは言え、人生、本音と建前 紙一重。  あんまり難しく考えずにいきましょ。

今の彼氏と付き合い始めて早十数年。

3つ年下の彼で、日ごろは頼りなく何かと不満も多い毎日ですが、

ヤツは歴史好きで、それに関する事だったら意外な博識振りを披露する事がある。


と言っても披露する相手は私であって、博識扱いするのは無知な私故の事なのだけど。(笑)


彼から教えて貰った事の中に「言葉」がある。

日本語に関しては彼よりは出来ると自負していた私があっさり「すげー!」と驚いた言葉が


「憤死」


意味知ってます?

私は人生で初めて聞いた言葉だったから「フンシ」と聞いても頭の中に?マークが飛んでた。

で、彼氏に意味を聞いて猛烈に驚いて以後私の中で忘れる事はないだろう言葉として頭の引き出しに存在する。



これをエキサイト国語辞典で調べてみたらこう書いてある。


ふんし 0 【憤死】


(名)スル
(1)憤慨のあまり死ぬこと。
「姦臣(かんしん)の讒(ざん)にあって―する」
(2)野球で、走者が惜しいところで塁上でアウトになること。
「本塁で―する」

この際(2)の野球用語としての意味はさて措き、私が驚いたのは(1)ね。

そんな言葉を知らなかったから「そんな言葉があるんだ~」って単純な驚きと、「怒りって命に関わるんだ!」って驚愕の事実。


まさに「すげー!」じゃない?

彼氏曰く、彼が漢文で読破する程好きな「三国志・演義」の中で“憤死”した人が結構いるらしい。

文官とか武官とか。


演義の中では、軍師が敵方や邪魔な文官や武官の所とかに行って、言葉巧みに怒らせるんだって。 そうしたら「きぃーっ!」ってなってバタと倒れて死んじゃった!みたいのとか、 自分の学識を発表し合う場で良い成果が出せずに悔しくてあまりの悔しさで死んじゃった人とか、怒りや憤りのあまりに死んでしまったというケースがある様なのだ。

要は血圧の高い人なんかが興奮した為に脳梗塞や心筋梗塞で死に至ったって事なんだろうけど、数千年も昔の人達がそういう死に方をコントロールしようとしてた事を思うと、全く驚かされる。

それも、仕掛ける場合は梗塞を起こす可能性の無い人には意味のない業な訳だから、どの人が可能性があるのかちゃんと見極める目も備わっていたって事だ。


うーん、恐るべし先人の知恵!


私も少し頭を使う生活をしないとなぁ。

あ、いや、

誰かを蹴落とそうとか死なせようとかってんじゃなくて、頭と体で感じる事をフルで活用出来れば、今の自分よりかもう少しは「頭が良い!」って言われると思うんだけどなぁ。

勉強は出来なくても良いけど、生きて行く上での知恵って必要だよね。


って、今日は寝不足で全く頭が働いてませんが。(汗)