壮大な、ひとり言。 | インタラクリ

壮大な、ひとり言。

しかし、なんで、こんなに、ブログを、たくさん書くのだろうか?

前に、中川さんにインタビューした時、本人が、
「ふつう、こんなに書く必用ないですもんね」と、
さらっと言って、すごく意外で、驚いたのだが、
自分でも、こんなに書く必用、ホントは、ない、とは思う。

ブログというのは、基本的に、ひとり言だ。
誰に、言うでもなく、自分の日記帳や手帖に書けば、それでいい、
ようなことを、なぜか、わざわざ公開している。

実際、ブログを始める以前も、自分の手帖やノートに、
ほぼ同じようなことを書いていた。

自分がブログにハマったのは、開始初期において、
大きな反応をいただき、モチベーションが上がったということと、

実際、ブログの方が、保存も読み返しも、ラクだということ、
の2点だろうか。

「ふと思うこと」の重要さ、をいつも思う。
それを、取り逃がしたくなくて、やたらとエントリーするのである。

著作というのは、みんな、壮大なひとり言だ。
ゲーテだって、プルーストだって、三島だって、太宰だって。

字だけじゃなくて、作曲だって、絵画だって、マンガだって、
みんな「壮大なひとり言」だと、思う。

ひとり言を、共有するところに、
芸術もブログも、意味があるのだろう。
それは、人間の基本的な心情に、接触していると思う。