ウチの彼女の後輩が、わざわざ東北のお土産を買ってきてくれた。
「お二人で楽しんでください。」
きっと酒関係だろうな、と思ったら牛タンのスモークだった。
やっぱり酒関係。

ご好意にはちゃんと応えるべきなので、
二人で酒を飲める日が無いか調べてみたんだけど、
週末は、彼女がフェンシングの合宿に行ったり、
僕が学会で北海道に行ったりで全然予定が無い。

二人で食べないと意味がない。

仕事の都合が全然つかない彼女の為に、
飲兵衛の僕がしてあげられる努力なんて、数えられるくらいしかない。
この状況をアタマと足で解決せずして、
真の男と言えるのか!

というわけで、淵野辺にある大学を飛び出して、
まずは新宿まで行き、
彼女の仕事終了の連絡と同時にロマンスカーの予約。
あとは、新宿で彼女を拾って
車内で飲酒すればミッション・コンプリート。


『たかが酒のつまみの為に・・・』って思ってるアンタ。
その通りだと思うよ。

ちなみに、ロマンスカーの予約は一杯で、
繋ぎで席を取るために
僕らは約1時間、新宿で難民となった。

ごちそうさまでした。
牛タン