「ひぐらしのなく頃に」が小説として出版された。
まあ、2~3週間前の話だけど、(ちなみに発売日に買ってしまった)

原作がノベル・ゲームの作品を小説化するって、
ある意味反則じゃないかな。とも思う。
でも、パソコンの前に座ってテキストをクリックで送るのが
どうにも億劫な僕の性格には、とてもありがたいことだ。

多分、読むスピードを強制されるのがイヤなんだと思う。
コレだけオタク人生を歩んでおきながら、殆どエ○ゲーに手を出さなかったのは、
単に僕がテキストに対して厳しい目を持っていたからに他ならない。
稚拙な文章を読まされるくらいなら、ヒマシ油を1パイント飲まされた方がマシだ。

で、肝心の小説だけど、基本的に原作どおり。
驚いたのはTIPSまで収録されているところ。
小説としてはTIPSの存在は、致命的だと思っていた。
話の流れを途中でブッタ斬るからだ、
あれはまさにゲームならではの手法なのに、
小説版でも、話の途中でも、章を区切ったりもせずに、堂々と挿入されている。
恐るべし竜騎士07!

ただ、読んでて思ったのは、
やっぱりゲームのテキストって本にしちゃうと尻切れトンボだなぁ。ってこと。
なんだかんだ言って、パソコンのモニタに映す精々2~3行の文章の構成が、
ひぐらしには合ってる。

でも、
電車の中で読みたいので、これからもゲームは進めずに(面倒なんだもん)
小説が出るのを楽しみに待とうと思う。