第11回アイビスサマーダッシュ:7月17日 新潟競馬場
1000mならではの特質を持つ馬
スピードの絶対値が問われる番組
埒沿いを走りたがる特性
馬はどうしても埒沿いを走りたがる。既に11回の開催となるこの番組だが、内枠よりも外枠が有利で、どうしてもその埒沿いを走りたがるのである。元々、新潟競馬場の直線は、中心部が尾根となっており、内埒、外埒へと流れる形になっている。自然に埒沿いを走るように流れるのである。番組自体は直線だけの勝負。器用さが求められることはないように思われるが、実はどこまで力を矯めておき、どこからその力を放つかという駆け引きをしなければならない。本気で走るのは1ファロンだろう。が、そこまでの駆け引きで力を使ってしまうとその先が持たない。いわば、総合力の高さという観点が肝心となる。それらを合わせて考えて予想を組み立てる必要がある。
馬はどうしても埒沿いを走りたがる。既に11回の開催となるこの番組だが、内枠よりも外枠が有利で、どうしてもその埒沿いを走りたがるのである。元々、新潟競馬場の直線は、中心部が尾根となっており、内埒、外埒へと流れる形になっている。自然に埒沿いを走るように流れるのである。番組自体は直線だけの勝負。器用さが求められることはないように思われるが、実はどこまで力を矯めておき、どこからその力を放つかという駆け引きをしなければならない。本気で走るのは1ファロンだろう。が、そこまでの駆け引きで力を使ってしまうとその先が持たない。いわば、総合力の高さという観点が肝心となる。それらを合わせて考えて予想を組み立てる必要がある。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 | 鬼結 |
1 | 1 | バイラオーラ | 牝5 | 54 | 伊藤 工真 | |
1 | 2 | テイエムキューバ | 牡3 | 53 | 田嶋 翔 | |
2 | 3 | エーシンヴァーゴウ | 牝4 | 54 | 福永 祐一 | ◎ |
2 | 4 | アイアムマリリン | 牝5 | 54 | 村田 一誠 | 捨馬 |
3 | 5 | サアドウゾ | 牝5 | 54 | 田辺 裕信 | ○ |
3 | 6 | マルブツイースター | 牡6 | 56 | 蛯名 正義 | |
4 | 7 | アポロドルチェ | 牡6 | 56 | 西田 雄一郎 | |
4 | 8 | マヤノロシュニ | 牝5 | 54 | 松岡 正海 | |
5 | 9 | セブンシークィーン | 牝5 | 54 | 太宰 啓介 | |
5 | 10 | ストロングポイント | 牡5 | 56 | 丸田 恭介 | ▲ |
6 | 11 | ヘッドライナー | せん7 | 58 | 幸 英明 | △2 |
6 | 12 | エーブダッチマン | 牡5 | 56 | 石橋 脩 | |
7 | 13 | アポロフェニックス | 牡6 | 56 | 柴田 善臣 | |
7 | 14 | シャウトライン | 牡7 | 56 | 中舘 英二 | △1 |
8 | 15 | スピニングノアール | 牡10 | 56 | 三浦 皇成 | 捨馬 |
8 | 16 | ジェイケイセラヴィ | せん7 | 57 | 江田 照男 |
●主線はこの二頭の勝ち負け
1000m巧者ということができるのか判らないがエーシンヴァーゴウが調子良さそうだ。切れる脚というよりは、前々の競馬が得意なタイプ。スピードの絶対値ということを問うならば、そこそこある。逆にこの先が期待できるかも知れないというレベルの馬だ。つまり、ここでの走りが絶対的ではないということ。が、この二走については確実に力を付けている。その点では対抗に挙げるサアドウゾの方が切れる脚を持っていると言えるだろう。前走では53キロ、今回は1キロ増での出走。それがどこまで影響するかは判らないところではあるが、1000m競馬という特性を自分のモノにすることができる可能性が高い。短距離戦巧者が出走して来てはいるものの、重賞戦線で勝ち負けになっている馬が参戦しているわけではない。この点を考えるとこの二頭にもまたチャンスは訪れるだろうと考える。
1000m巧者ということができるのか判らないがエーシンヴァーゴウが調子良さそうだ。切れる脚というよりは、前々の競馬が得意なタイプ。スピードの絶対値ということを問うならば、そこそこある。逆にこの先が期待できるかも知れないというレベルの馬だ。つまり、ここでの走りが絶対的ではないということ。が、この二走については確実に力を付けている。その点では対抗に挙げるサアドウゾの方が切れる脚を持っていると言えるだろう。前走では53キロ、今回は1キロ増での出走。それがどこまで影響するかは判らないところではあるが、1000m競馬という特性を自分のモノにすることができる可能性が高い。短距離戦巧者が出走して来てはいるものの、重賞戦線で勝ち負けになっている馬が参戦しているわけではない。この点を考えるとこの二頭にもまたチャンスは訪れるだろうと考える。
●番手にはこの三頭を挙げる
基本的に暑さには弱いとされるのが芦毛だ。その芦毛のストロングポイントを推す。要は芦毛の走りらしくないのである。ならば、近走の戦績を考えるとここでも好走を期待できるのではないかと考えられる。また、順調な走りを見せているシャウトラインを推す。七歳馬という高齢馬ではあるが、脚を矯めて走ることができる器用さがある。この点からのみの評価となるが、決してこのメンバーであれば引けを取らないだろう。勝ち負けに絡むかという判断である。そして、ヘッドライナーを推す。馬齢としてはシャウトラインと同じく七歳。力で押そうとしたCBC賞では失敗をして2着。その屈辱を晴らしたいところだ。どう巻き返せるかは矯め脚だけに掛かっている。そこを活かすことができるのであれば、勝ち負けに絡む可能性は一段と高くなる。果たしてどうか。
基本的に暑さには弱いとされるのが芦毛だ。その芦毛のストロングポイントを推す。要は芦毛の走りらしくないのである。ならば、近走の戦績を考えるとここでも好走を期待できるのではないかと考えられる。また、順調な走りを見せているシャウトラインを推す。七歳馬という高齢馬ではあるが、脚を矯めて走ることができる器用さがある。この点からのみの評価となるが、決してこのメンバーであれば引けを取らないだろう。勝ち負けに絡むかという判断である。そして、ヘッドライナーを推す。馬齢としてはシャウトラインと同じく七歳。力で押そうとしたCBC賞では失敗をして2着。その屈辱を晴らしたいところだ。どう巻き返せるかは矯め脚だけに掛かっている。そこを活かすことができるのであれば、勝ち負けに絡む可能性は一段と高くなる。果たしてどうか。
●取捨選択を迷った二頭
高齢馬でも走れないことはないが、全体的な流れが速い中で10歳馬のスピニングノアールが、最後の1ファロンで他馬をけちらすことができるかと考えた。恐らくは無理だろう。直線競馬は後ろから行くことは適わないことが多い。であれば、この馬は出番がないのではないかと考えた。また、アイアムマリリンなのだが、調教VTRを観る上では、決して悪い状態ではないだろう。が、覇気が感じられない。牝馬に覇気はあるのかという深掘りはせず、走りたいという気持ちが感じられなかったのである。流れが何か違う。そんな気がしてならなかった。諸賢の判断は如何に。
高齢馬でも走れないことはないが、全体的な流れが速い中で10歳馬のスピニングノアールが、最後の1ファロンで他馬をけちらすことができるかと考えた。恐らくは無理だろう。直線競馬は後ろから行くことは適わないことが多い。であれば、この馬は出番がないのではないかと考えた。また、アイアムマリリンなのだが、調教VTRを観る上では、決して悪い状態ではないだろう。が、覇気が感じられない。牝馬に覇気はあるのかという深掘りはせず、走りたいという気持ちが感じられなかったのである。流れが何か違う。そんな気がしてならなかった。諸賢の判断は如何に。
●捨てちゃえ馬
結果として、馬齢の課題、後方からの一気を得意とすることからスピニングノアールは無理だろうと考えた。また、牝馬戦ならばどうにかなるかと思えるアイアムマリリンがここでの勝ち負けは期待できないだろう。何か拍子抜けしている感じがしてならない。須く、この二頭がここでは要らない。故に捨てる!!
結果として、馬齢の課題、後方からの一気を得意とすることからスピニングノアールは無理だろうと考えた。また、牝馬戦ならばどうにかなるかと思えるアイアムマリリンがここでの勝ち負けは期待できないだろう。何か拍子抜けしている感じがしてならない。須く、この二頭がここでは要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 3 | エーシンヴァーゴウ | 牝4 | 54 | 福永 祐一 |
○ | 5 | サアドウゾ | 牝5 | 54 | 田辺 裕信 |
▲ | 10 | ストロングポイント | 牡5 | 56 | 丸田 恭介 |
△1 | 14 | シャウトライン | 牡7 | 56 | 中舘 英二 |
△2 | 11 | ヘッドライナー | せん7 | 58 | 幸 英明 |
捨馬 | 4 | アイアムマリリン | 牝5 | 54 | 村田 一誠 |
捨馬 | 15 | スピニングノアール | 牡10 | 56 | 三浦 皇成 |
●結果@
【配当】 | 【着順】 | 【時計】 | |||||
単勝 | 3 | 340円 | 1 | 3 | エーシンヴァーゴウ | 53.8 | 31.8 |
複勝 | 3 | 160円 | 2 | 12 | エーブダッチマン | 54.1 | 32.3 |
12 | 260円 | 3 | 13 | アポロフェニックス | 54.4 | 32.4 | |
13 | 660円 | 4 | 14 | シャウトライン | 54.5 | 32.7 | |
枠連 | 2-6 | 560円 | 5 | 16 | ジェイケイセラヴィ | 54.5 | 32.7 |
馬連 | 3-12 | 1,410円 | 6 | 5 | サアドウゾ | 54.6 | 32.2 |
ワイド | 3-12 | 580円 | 7 | 9 | セブンシークィーン | 54.8 | 32.9 |
3-13 | 1,900円 | 8 | 10 | ストロングポイント | 54.9 | 32.5 | |
12-13 | 2,670円 | 9 | 8 | マヤノロシュニ | 54.9 | 33.0 | |
馬単 | 3-12 | 2,180円 | 10 | 1 | バイラオーラ | 55.0 | 32.3 |
3連複 | 3-12-13 | 11,870円 | 11 | 11 | ヘッドライナー | 55.2 | 33.3 |
3連単 | 3-12-13 | 45,750円 | 12 | 4 | アイアムマリリン | 55.3 | 32.7 |
6番マルブツイースター号が 競走除外のため返還があります。 ご注意ください。 |
13 | 7 | アポロドルチェ | 55.8 | 33.2 | ||
14 | 2 | テイエムキューバ | 55.8 | 33.4 | |||
15 | 15 | スピニングノアール | 57.0 | 34.5 | |||
除外 | 6 | マルブツイースター | - |