皆さんは頚長筋という筋肉をご存知でしょうか
あまりピラティスのレッスンでも説明しない筋肉かと思います。
実は私もちょっと忘れていました。
先日のロルフィングのセッションでYUKIさんが私の首の後ろに指を当てながら
「ケイチョウ筋を意識して小さく頷いてみてください。首の腹横筋」と。
あぁ、頚に長いと書く…そう、そう、そんな筋肉ありましたと思い出した次第。
首のインナーマッスル、頚長筋。私が頚長筋をイメージし使おうとすると
「もう少し鼻の方」
とアドバイス頂き、そしてここかなと思っただけで使う前に
「そう、そこです」と。
さすがアドバンス・ロルファーのYUKIさん。その研ぎ澄まされてた指先の感覚はすごい。
サービカル・カールでもまず、コアを起動させてから動くことが大切と再認識しました。
そして後日『アナトミー・トレイン』の本で、頚長筋を確認してみると
「頭長筋と頚長筋は,頚筋の中でも,頚部の過伸展に拮抗できる唯一の筋である.(略)過伸展状態の頚椎を中心に戻すためには,クライアントにゆっくりと頚をテーブルに向かって伸ばすように言うだけでよい.(略)クライアントにも筋とその周辺を意識させながら術者はテーブルに向かって頚椎をたどる.言葉で促すのはよいが手でやってはいけない.頚椎を圧迫してはならない.実際に,重大な問題を引き起こすこともある.効果を上げるにはクライアントが努力することである.術者は長らく忘れられていたこの部分を意識させるだけである」
と書かれていました。
これを読み、ますますセッションでのことを納得。
そしてKAORIさんのWSで行ったコンスターチへと繋がりました