「安政」をさらに数十年遡る民家？

ある日、私のブログを閲覧回数が1800を超える日がありました。

閲覧いただいた人数ではなく、ページ数だけが極端に多かったのです。

それを見ていただいた方のお宅です。

昨日訪問したお宅は、これまで拝見したなかでも

長い歴史をもつ、屈指の古い民家でした。

建具も、梁や柱の色も一見して、江戸時代末期を感じさせる

風合いです。小屋裏をみれば、このようなスマートな

美しいチョウナ痕の残る材が見受けられます。

ペリー来航（1854年安政元年）の行列という巻物絵が出てきたそうで、

それには安○（判読できず）四年七月という文字が見られます。

もし、建築が安政元年であったら、160年ということになりますが、

建築年代はさらに歴史をさかのぼることは間違いありません。

ご当家からは１８０年以上とお聞きしましたが、年代は不明。

これはまたすごい建物にめぐりあいました。

もっと調査してみたいと思います。

ご近所にも、茅屋根の上に鉄板が乗っている建物が見受けられます。

ぜひ残していただきたいものです。

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