「JCR2017 in 福岡」参加中なのです。
安ビジネスホテルの夜。お供は、やっぱりカップ酒。
ホテルめのまえのローソンで180ml 224円(税込)。
出先では、地元のお酒があればそちらへ行くんですが。
地酒なかったので、ネット、雑誌でヨサゲな噂が聞こえていた「HA14酵母」に期待して「菊正宗」デス。
コレ、四合瓶で880円なんですわ。
うちらが「フルーティな香り」と言ってるカプロン酸エチルを、面倒な吟醸造りをしなくても、バンバンだしてくるという噂。
期待しすぎると、ビミョーです。
が、
大手の大量生産酒。
で、
四合瓶880円としたら、かなりゴイスー。
コスパは最上級クラス。
「これは大吟醸酒ではありません」と、わざわざ表記してある。その自信もよくわかる。
ハイ、まずフルーティーな香りがします。
きっちりメロンの香りです。
でも、純米酒系の発酵臭が若干混じりますょ。
基本は灘の辛口純米酒ですが、最初の口当たりに甘みがあるので、飲み口はマイルド、やわらか。
その甘さはあっさりキレよくどっかにいっちゃって。
あとから渋みとか苦味とか出てきます。
途中で顔色がガラッとかわる不思議なお酒。
ホテル備え付けのT-falでぬる燗くらいまであげてみました。
甘さ↓↓、香り↓↓、でよくある純米辛口になりました。
それはそれで普通にうまい。
時々申しますが、
予算制限をなくせば「もっと美味しい日本酒は、数限りなくある」のですよ。
でも、
このお値段で、必要最小限しかお米を削らず、この味はすばらしい。
大手の意地を拝見いたしました。
財布が寂しい時に、見かけたら買いの一品、逸品。
ごちそうさまデス。