まあ上位二人はある意味順当というべき点数が出たようです。
一部の要素を除いては。

鈴木明子選手の点数については映像を見るまで、何が有ったのかと
思っていたのですが、本人の表情の通りというべきか、彼女のここ
数年で(スケートカナダを含んで)最悪の滑走だったろうと思います。
ただ、それでも会場のお客さんは点数に不満だったのかブーイングが
起こっていましたね。
今回は全体的に要素判定がかなり厳しいように思います。
フリースケーティングが終わるまで確認のしようが有りませんが、
ダウングレードや要素無効が多数有るのではないでしょうか。
全体的にミスする選手が多いなか、五輪より要素を高めて来た長洲未来選手。
彼女の滑走は完璧というほかなく、とても素晴らしいものでした。

さて……浅田選手についてですが。
以下の皆さんが今回のジャッジの方々です。

Ladies - Short Program
Panel of Judges

Function           Name
Referee            Ms. Gale TANGER
Technical Controller      Ms. Katarina HENRIKSSON
Technical Specialist      Mr. Shin AMANO
Assistant Technical Specialist Ms. Anett POETZSCH-RAUSCHENBACH

Judge No.1           Mr. Eddy
Judge No.2           Mr. Neil GARRARD
Judge No.3           Ms. Ingrid Charlotte WOLTER
Judge No.4           Ms. Tamie K. CAMPBELL
Judge No.5           Ms. Antica GRUBISIC
Judge No.6           Ms. Mona JONSSON
Judge No.7           Mr. Daniel DELFA
Judge No.8           Ms. Heide MARITCZAK
Judge No.9           Ms. Catherine L. TAYLOR

Data Operator          Mr. Roumen JORDANOV
Replay Operator         Ms. Wanda STANKOVIANSKA


天野くん、Mao ASADAの3Aがダウングレードに何故なったのか、説明なさいな。
今回で何度目の判定ミスですか? もはや故意でしょうに。
どうみても完璧に回っている、むしろ回りすぎているくらいだと思いますが。



某動画で並べて取り上げられている四選手について、そのファーストジャンプを見比べてみた。


きゃらがタたない!!orz
最も下の青線は氷面、それ以外はそれぞれの身長の10分の1区切り。

それぞれの赤線は下が離氷寸前の姿勢、上が最も高いところにいるときの姿勢をそれぞれ中心と思われるところを結んで線にしたもの。

赤線はエッジからではなく、靴底から頭頂部までを基準に、そのときの姿勢を鑑みて引いた。

こうしてみると、これらのジャンプの中で明らかに浅田の3Aが飛びぬけて高いのが解かるだろう。

動画が見当たらないLEPISTO Laura(FIN)以外の入賞者を全て点検した上私的採点結果。
FSの演技ではスピン・スパイラル・ステップの判定も点検。
(SPのKIM Yu-Naの3LzをDGとしたもの)

Rank_Name_____________NOC_TOTAL____SP_____FS
1____ASADA Mao________JPN_214.15___76.70__137.45
2____KIM Yu-Na________KOR_205.64___67.96__137.68
3____NAGASU Mirai_____USA_203.39___69.08__134.31
4____ROCHETTE Joannie_CAN_202.64___67.76__127.63
5____ANDO Miki________JPN_196.60___70.76__125.84
6____SUZUKI Akiko_____JPN_193.24___64.88__128.36
7____FLATT Rachael____USA_185.59___67.00__118.59


KIM Yu-Naのショート1回目のジャンプ(3Lz)が公式判定どおりであった場合は以下の通り。
1____ASADA Mao________JPN_214.15___76.70__137.45
2____KIM Yu-Na________KOR_210.20___72.52__137.68
3____NAGASU Mirai_____USA_203.39___69.08__134.31
4____ROCHETTE Joannie_CAN_202.64___67.76__127.63
5____ANDO Miki________JPN_196.60___70.76__125.84
6____SUZUKI Akiko_____JPN_193.24___64.88__128.36
7____FLATT Rachael____USA_185.59___67.00__118.59


いずれもASADA Maoが金という結果に。
なお、私の見立てでもFSではKIMの方がわずかに上でした。
但し、どう考えても150点にはなりません。

むしろ、3Aに加点が不足し過ぎているというのがはっきりわかりました。

成功させるだけで加点すべき技だと思いますが、それにしても加点が少なすぎます。


FSではNAGASUが3位の得点となり、トータルでは銅となるはずです。
いくつかの判定には疑念を抱かざるを得ません。


(ASADAのFSで転倒は有りません。以前転倒について云々と書きましたが、完全な誤りです。)