うつから抜け出るには ~今ここを感じる~
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うつ状態のひどいときはネガティブなことやイヤな記憶が
思い出されて頭のなかでぐるぐるまわっていることが多いです。
人間の意識状態のうち内側
上記のような状態もふくめ
記憶のなかへ入っている状態をNLPの用語でダウンタイムといいます。
逆に意識が外側へ向いている状態
つまり、今ここで
見ているものを見て
聞こえている音を聞いて
身体で何かを感じている状態をアップタイムといいます。
悩みはダウンタイムのなかにあります。
ダウンタイムのなか=記憶のなかにも
見えているもの
聞こえている音
感じている感覚
があります。
イヤな記憶が甦ってきているときには頭のなかで
(例えば)
嫌いな上司の
顔の映像や
怒鳴り声や
身体が緊張する感覚
を見たり聞いたり感じたりしているのです。
そして、大人になればなるほど一日のなかで
ダウンタイムにいる割合が高くなります。
それは記憶の貯蔵庫の量が多い分
必要な情報をダウンタイムに入り
探しにいっているとも言えるわけです。
子どもは大人に対してアップタイムにいる
今ここを楽しんでいる 感じている
割合が高いです。
大人になればなるほど一年が過ぎるのが早くなるのは
ダウンタイムにいる比率が高くなるからでしょう。
アップタイムにいる時間が長ければ
= 今ここを感じる割合が多ければ多いほど
その時間を大いに感じていると言え
今ここを存分に感じている子どもに対して
大人は浦島太郎のような存在です。
やってみてもらうとわかるのですが
アップタイムにでているとき
今この瞬間に目の前のものを見て
今この瞬間に聞こえている音を聞いて
いるときは実は悩むことができません。
しかし、大人は今ここをずっと感じるということが
できないようになってしまっているのですね。
すぐに
「あのことがあったからこんなふうになってしまった・・・」
とか
「あいつがいるからこんな気分に・・・」
などの思考が湧いてきて今ここを感じる
アップタイムにでる
ということを長く続けることがなかなかできないのです。
すなわち すぐにダウンタイムにはいってしまうということが
悩みや苦しみを生み出しているとも言えます。
次回はアップタイムにでるための手法の一つをご紹介したいと思います。
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