いろんなものを学んでも自信が持てずに、
また違うものを探して彷徨う人は多いです。

20代の私もそうでした(笑)

でもこの言葉で少し変わりました。

その言葉とは
『上達』と『下達』です。

それは少年マンガに出てきます。


ずいぶん前に小学館週刊少年サンデーに連載されていた
『拳児』という作品です。

原作は日本の中国武術界の大物?松田隆智氏
(知らない人もポンキッキのカンフーおじさん、または武田鉄矢の
刑事物語の武術の先生と言えば…知らないか)

内容は、
少年拳児が大好きな祖父から教えてもらった八極拳を中心に
多種多様な武術を学びながら、いろんな人と出会い、様々な体験を
通して成長し、ついには武術の最終目的とされている『悟り』
または『無条件の愛』に目覚めるというストーリーです。
(闘い方がツッコミたくなったり、話が少し現実離れしてますがマンガなので…)

面白いので興味がある方は、是非読んでみてください。

さて、上達と下達に話を戻します。

音信不通の祖父を武術を学びながら探す旅に出た拳児は
台湾で修行中に劉老師(モデルは劉雲樵?)から教えを受ける際、
たくさん教えてもらっても覚える自信がないと不安を口にします。

その時、劉老師は拳児にこう言うのです。

『学ぶのは上達と下達がある。
上達とは、小技にとらわれずに物事の根本を理解すること。
下達とは、小手先の技ばかり集めることに執着して、
根本を理解しないことだ。
根本を掴むんだ、拳児』


技のコレクションに気をとられていないで、ちゃんと本質をテーマにし
、それに沿って学ぶことでレベルを上げることを示唆してくれています。


この言葉で私はやっとキョロキョロすることが減って来たのです。

あなたも迷ったら、

ゴールは何なのか?

自分は何処を目指しているのか?

見つめ直してみてはいかがでしょうか。


  photo:叶?2 by Kit Keat