こんにちは、チューターの小林です。


 もうすぐ11月ということで来年受験の多くの方は勉強を始めていると思います。そして自分の苦手科目もなんとなく分かってきたのではないでしょうか。私は、経済科目がダントツで苦手でした。そこで、本日は私の経済科目の勉強方法を書きたいと思います。


 経済科目とは、大きく分けてミクロ経済学・マクロ経済学・財政学の3つです。しかし財政学は時事的な要素がある問題もあるため、現時点で勉強する必要はないと思います。なので、本日はミクロ・マクロに焦点を当てたいと思います。


 正直、経済学部の人でないのであれば講義を聞いた段階ではなかなか分からないと思います。計算問題においては公式を覚えればよいので、講義中に解くことは可能です。ただ、公式はたくさん出てくるので、勉強が進むにつれ、いつどの公式を使えばよいか分からなくなっていってしまいます。そこで、講義の度にしっかり復習することが重要です。復習といっても、公式を使って問題集を解いたり、重要な用語の意味の確認程度でよいと思います。しかしそこでしっかり復習をしても、講義が全て終わったときには最初の方に覚えた公式は忘れていると思います(笑)

 はじめはそれでいいのです。そして講義を1周終えたら、テキストなどを見ながら公式・人物・用語をまとめてみてください。人物と用語については、テキストや問題によって説明が異なることが多いので、私はどの説明が見ても正解を導けるように全てノートに書き出しました。用語問題と人物に関する問題は暗記すれば答えられるので過去問に出てきたものは確実に覚えましょう。

 

 計算問題については、繰り返し問題を解くしかありません。最終的には、問題を見た瞬間に使う公式が思い浮かぶレベルに到達して欲しいです。私の場合は、どの公式を使えばよいか分からなくなることが多かったので、はじめのうちは問題を解く際に、公式を書いたノートを見ながらどれを使えばよいか考える練習をしました。そして公式を書いたノートを見ながら問題集を解く練習を問題集で2周やりました。その後からは、ノートを見ずに計算問題を解くようにしていました。最終的には問題集を10周くらいやりました。そこまでやると、たとえ違う問題であってもどの公式を使えばよいかなどが分かるようになるので、計算問題は繰り返し解くことが本当に重要です。


 あとは、自分の志望先の過去問を5年分くらいやれば、ミクロ・マクロの勉強としては十分だと思います。ただ、計算問題は日にちをおくと感覚がなまってしまうので、1日1問でもいいので解いたほうがよいです。経済科目は習得するまで時間はかかりますが、習得してしまえば点数を稼げる科目なので諦めずに勉強し続けてください。