韓国の女性は美しい人が多い。
韓国をこの世の楽園のように言う友達(M)も居る。
韓国に年4回程度行くために働いている。
当然韓国の味方である。
車のCDは皆韓国のヒット曲をいれてある。
向こうへ行った時カラオケで歌うためである。
Mは日曜日は韓国ドラマのDVDを借りてきて見倒す。
子供はお父さんは韓国人になるつもりなの、と心配している。
韓国人になるつもりである。
いつか妻子を振り切って現地のS子と一緒になるのを渇望している。
一度の人生、家族は家族、自分の幸せはそれとは別と割り切っている。
マイホームパパという言葉が今現在生きているのか知らないが、まったく自分勝手な生き方である。
Mの納まった棺おけを焼く時、スイッチを押す奥さんの指にためらいはないだろう。
お父さんは身勝手な人だった。思い残すこともないだろう。
なによりも韓国と焼酎を愛した。
よく焼けてしっかり成仏したようだと息子らも安堵し、せいせいするだろう。
そして(男ばかり)3人いる中の一人ぐらいはオヤジの生き方もまた在りだったか、と酒を飲む時思い出すだろう。
WBCで韓国の最終バッターのイ・ジンヨンがサードゴロに倒れたとき、Mの悲鳴を聞いたような気がした。