耳赤の一手 | 囲碁を楽しく上達する

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囲碁を楽しみながら上達することをテーマにいろんなことを考えたり、試したりしようかと思っています。その覚書です。

百田さんの幻庵の影響で秀策の名局である「耳赤の一手」を並べてみました。



黒番、秀策の得意な布石で始まりましたが、井上因碩が仕掛けました。
コウ材作りの黒31からコウになり、洒落た生き方だと思いましたが
隅に先行した白の有利な戦いなのは間違いないでしょう。



Aのコウを取り合い、白11に対してコウを解消。
黒30に対する白31が双方の好点。
やや白有利なのでしょうか。ただ、
黒26は中央感覚が素晴らしい一手。



黒に対して右辺の締め付けが利き、このあたりでは、白有利か。



どう打てばよいのかは、わかりませんが白22が甘くて、黒23の手が
有名な耳赤の手。秀策に打たれた瞬間、幻庵の耳が赤くなり、観戦
していた医師が「動揺している」と幻庵の心理を読んだとのこと。

この手を境に幻庵の碁が崩れ、黒の2目勝ちとなりました。

さて、2月8日から都道府県対抗戦があります。
2番候補の愛媛県の代表で4将を務めます。
1勝でも貢献できればと思います。

では。