高次脳機能障害ってご存知ですか?

脳卒中・脳外傷・脳炎などが原因で起こる後遺症です。

記憶障害・注意障害・遂行機能障害・失語・半側空間無視など

人それぞれ出る障害は様々で、障害の程度も様々です。

発症前に比べて性格が変わったと感じる人もいます。

ただ本人に障害の認識が少なく、場合によっては家族も気づきにくいことがあります。


以前と何かが違う。その何かで苦しい思い、辛い思いをしている本人、家族がいます。


障害を理解することで、見えてくる生活もあります。

笑顔の毎日を送るための“ひまわりの会”でありたいと思っています。


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< ひまわりの会 とは >


平成19年春、高次脳機能障害となった4人とその家族から始まった家族会です。


世間の認知度も低く、当事者の病識もほとんどないこの障害に戸惑い、絶望し、不安になった私達は同じ境遇となった者同士、励ましあい情報交換をすることで、この障害に立ち向かう強さを身に着けました。


当初、話すことも笑うこともなかった当事者・話をすれば涙がでることの多かった家族でしたが、言語聴覚士の先生の「紙芝居を作ってみては?」の言葉から、紙芝居作り・夕暮れコンサート・備前焼体験・ふれあいフェスタ参加・出る杭大会参加などの体験を経て楽しい時間を共有することができるまでになりました。


ひまわりの会では、これからも増えるであろう高次脳機能障害になった方の力になれればと思います。話を聞いてもらうだけでも気持ちが落ち着くことがあります。

例会への参加は自由です。見学だけでも歓迎します。


< 例会のご案内 >


ひまわりの会は毎月第3土曜日(変更有)の13:30~16:30まで西播磨

病院隣の研修交流センター2階の研修室において例会を行っています。


会費は300円です。


例会の見学・お問い合わせご希望の方はコメントを入れてください。


< 高次脳機能障害 とは? >


高次脳機能障害とは、病気や事故などが原因で脳の一部が損傷を受けた結果、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などの知的な機能に障害がおきた状態を指します。


約束の時間が守れない

何度も同じ質問を繰り返す

話題がすぐにかわる

作業が長く続けられない

計画がたてられない

指示がなければ行動できない

思い通りにならないと大声を出して怒る

自分が中心でないと満足しない

目の前のもの半分しか見えていない

                     など、様々な症状があります。




人それぞれ出る症状、程度も様々です。

病院では「機能は回復しません」と言われることも多いです。

しかし、私達は今より良くなると信じています。

ただ、そのためには当事者はもちろん家族も努力が必要です。

まず障害を知ること。

生活すべてがリハビリ、そのためにはなにが必要かを知ること。

自分で行政に働きかけ、必要な支援を受けること。

ある日突然高次脳機能障害となって、なかなかそこまで考えられませんよね。

そのための場所として家族会があるのです。


                当事者と家族の笑顔のために・・・