テロで考えること | 写真家 武藤弘司のFACE ASIA

テロで考えること

テロ根絶を願いたいが、
テロはなくならないというの
が正直な感想だ。

負の歴史、環境、貧困、宗教、
国家、思想、憎しみ、
武器等が
それぞれ既にあり、
地球と人間をもう一度作り直して、
地球上のあらゆる財産を
管理分配したり、
宗教を統一させる、
武器を作らないぐらいの
不可能なレベルである。

テロは完全にはなくならないが、
火薬、銃器、殺傷能力の高い武器を
地球上から
なくすという高次元の夢みたいな
ことが実現すれば、
被害は少なくなる。
既に国家、思惑が存在しているから
不可能である。

日本では、
地下鉄サリン事件以降、
大規模なテロは
起こっていないと
思う。
宗教絡みの爆弾テロは、
なかった。

これから、
東京オリンピックも控えているし、
移民問題はイメージが
湧かないが、
国家間の人や物の
流れは激しい。

これからの
日本の国際社会での立ち位置次第では、
日本でも十分にテロが起きる
可能性がある。
国の長は、
よく考えて発言をして、
行動して欲しいと
願わずにはいられない。

パキスタン、インド、タイと、
テロが起こる可能性の
高い国は、
何度も撮影に行っていました。

自分を強く持ったり、
時に楽観的に考えないと、
本当に精神的に辛い事件です。

インドでは以前にニューデリーの
メインバザールで
爆弾テロが
起きましたし、
ムンバイのタージマハルホテルでは
過激派による銃撃もありました。

最近では、タイの中心部で
爆弾テロが起きました。
外国人の観光客も多いエリアです。

パキスタンは、
テロの多い国になるでしょう。
2013年に撮影旅を行いましたが、
巻き込まれる可能性は、
確率的には低いと分かっていても、
(誘拐事件や自然災害に巻き込まれる方が
高いイメージはあります。)
胸騒ぎが
する日もありました。

人には想像力があるので、
この時間にこの場所を通っていたらとか、
マイナスのことも
考えてしまうのですね。

広い心で、
平常心を
保つというのを心掛けていました。

今日もボクシングジムへ行って、
しっかりとトレ―ニングを
行ってきました。

もやもやする日に
ボクシングを行うと、
だいぶ解消します。

世界に絶望を感じる時に
自分の世界に入ると
落ち着きます。

頭で考えても矛盾に
ぶち当たり、
消えていきます。

体を動かすことは
大切です。

希望に
繋げようと努めます。