《洞察力をみがけば、社内でもわが身を助けます》
第105節【ほめるも不可、悪口も不可】

かりに相手が立派な人物でも、まだそれほど親しくないうちは、うかつにほめないほうがよい。

なぜなら、仲をさこうとあらぬ告げ口をする者が出てくるからだ。

相手が悪党だと気づいていても、まだ排除できないうちは、うっかり悪口など言わぬほうがよい。

なぜなら、罠をしかけられておとしいれられる恐れがあるからだ。



この一節もまた、明哲保身の術の一つである。世故、人情に対する深い洞察からうまれたものであろう。

きびしい人生のなかで身の安全を保つには、このような配慮と慎重な処世が望まれるという故人の教えです。

プラス第六感を磨きあげれば、より心ずよいものとなることかと思います。



私など、第六感だけに頼りすぎ、どれほど同じ間違いを犯してきたことか・・・・・・・・・アハハハハ。