【菜根譚シリーズ】69節【安きに居りて危うきを思う】

天の意思は、予測することができない。

試練を与えるかと思えば栄達を保証し、栄達を保証するかと思えば今度はまた試練を下す。

これにはさすがの英雄豪傑たちも振り回されたり、つまずいたりしてきた。

しかし、君子は逆境に突き落とされても甘んじて従い、平穏無事なときにも有事のさいの備えを忘れない。

だから、さすがの天も腕のふるいようがないのである。



「安きに居りて危うきを思う(無事の日に危急の時に対する備えをする」。「書に曰く、安きに居て危うきを思う、と。思えば則ち備えあり、備えあれば則ち患いなし」(左伝)。「安ケレドモ危ウキヲ忘レズ」(易経)にもあるように、古代の中国においては、「天命」(自然災害)に対する心構えが、今の時代の比ではないことを感じさせられる。
それでも、日ごろの心構え「備えあれば憂いなし」と教えている。

私も常に貴女に対しては、その心構えを忘れては命取りになる?………アハハハハ。


【追伸】3年の闘病生活を経て、社会復帰のリハビリを兼ね、ブログを初めて2カ月余りが過ぎました。
初めの目標でした、毎日更新もなんとか青息吐息ながら出来ています。
それも、ブログを読んでいただいている皆さんの事を思い励みとしながら、自分で少しでも社会とのつながりを求めての事です。
どんな年齢層の方が目を通してくれているのか、簡単なアンケートにお答えしてもらえれば幸いです。

「性別・年代」もしでしたら、コメントなども送信していただければ励みになります。
ッよろしくお願いします。