【菜根譚シリーズ】59節【相手によって】

小人に対しては、きびしい態度でいどむことはやさしい。むずかしいのは、憎しみの感情をもたないことだ。
君子(上司)に対しては、へりくだった態度をとることはやさしい。むずかしいのは、過不足のない礼儀をもって接することだ。


まるで今の外交政策による、アメリカと日本の野田政権のあり方を示しているかのように感じる。国民の真意を問う前に、勝手に国外の会議で、消費税10%~とか、TPP参加?とかやりたい放題である。

まだまだある。年金問題、沖縄米軍基地問題、東北の被災地の復興はどうなっているのだろう。野田首相は最優先事項と言っていたはずだが、逃げ回っていると見られても仕方のない現状である。原発の放射能汚染処理問題然りである。

腹を据えて対処できるのは小沢一郎(グループ)ではないだろうか。なぜなら、小沢一郎は、アメリカのいいなりにならないために、4大新聞と、マスコミ関係、経団連から干されているのだから。いい加減に自分たちの利益の温床の事だけを考えて、国民をないがしろにする官僚のような事は通用しなくなるという事を、自覚してもらう時期が来たと言える。
「日本の国民はおとなしいから政治家が無能でも国は機能している」と海外の政治家から見られているが、もうそんな経済的体力すらなくなろうとしているのが現状だろう。
どこからか平成の「維新」が始まろうとしている気がしてならない。又、そうでなければ日本は世界から相手にされない救いようのない国になるだろう。