ウルソ | 末期がんの先

末期がんの先

妻の闘病記です
2013年8月貧血の精密検査の結果大腸がんに侵されていることが発覚。
手術で大腸ガンは切除したが、腹膜播種が判明、末期がんの宣告を受ける。
生き残るため悪戦苦闘する闘病記です。

腫瘍内科診察

腫瘍マーカーCEAは4に下がった。

肝機能は若干悪くなった。

肝機能悪化の原因は、高濃度ビタミンC点滴療法ではなく、抗癌剤のような気がする。

主治医に尋ねた。

「肝機能障害に効く漢方薬はないでしょうか?」

主治医

「ウルソがあります。知ってますか?」

私達。

「はい知ってます。うちの犬が飲んでます。」

先生は爆笑しながら。

「犬がウルソを飲むなんて知らなかった。」

「これを処方しましょう。」

妻はとうとう、愛犬”ひめ”と同じ薬を飲むことになってしまった。

ひめに処方された時は、胆嚢の薬だと説明された。

胆嚢を摘出した妻に、効果があるのか疑問に思ったが、この薬は肝臓の薬でもあった。

胆汁の流れを良くして、肝臓を守る薬だそうだが。

これで回復するのだろうか?



他にステロイド剤が処方されたが、便秘を起こす副作用があり。

うかつに飲めない。



来週PET-CTの検査予約を入れた。

これで4ヶ月前から、最大1cm弱の悩みの種の正体が分かる。

腫瘍か、はたまた、手術の残骸か。

はたまた、新たにがんが発見されるか。




診察の最後に、主治医に言われた。

「もし、PET-CTに、なにも写ってなくても、完治したと思わないでください。」

「状態は悪いままなので、治療を止めようと思わないでください。」