不信 | 末期がんの先

末期がんの先

妻の闘病記です
2013年8月貧血の精密検査の結果大腸がんに侵されていることが発覚。
手術で大腸ガンは切除したが、腹膜播種が判明、末期がんの宣告を受ける。
生き残るため悪戦苦闘する闘病記です。

妻が前回の温熱化学療法の治療の記録を見返していた。

その中に摘出したがん細胞の検査結果を見て摘出されたがんのサイズが3mmではなく。
1mmであったことを見つけた。

妻は、
”1mmのがんだったら温熱化学療法で治せるじゃん。これだったら手術しなくてもいいんじゃない”
”手術せずに抗癌剤治療する”
と言い出した。

3mmのがんには温熱化学療法が聞かないので、腹膜切除手術するしかないと聞かされていたので、これはショックだった。

そしてその説明の時に私は妻についていてあげられなかった。
それが悔やまれる。

私は、”とりあえずK病院の担当者に聞いてみたら”としか答えられなかった。

妻は担当者に聞いて
”がんが見つかった以上手術は必要です”と返答を得た。

がんの大きさではなく、腹膜に固形化したがんが見つかった時点でもうアウトということだろう。

それなら、それで説明の仕方があると思うのだが、説明のメモでは「3mm前」と書いてあったので、説明のニュアンスが微妙だ。

が、いままでいろんな人に聞いいた話を踏まえてよく考えると。

K病院の先生は

腹膜に1つでもがんが取り付いていたら、がんの大きさにかかわらず手術をする必要がある。
がんもゴキブリの如く1つ見つかれば他にもいっぱいいる。
このがんは腹膜の中で見つけにくいが。
今までの治療の経験で腹膜のどこにがんができるかわかっているので、その部分を切除すれば治すことができる。

と言いたかったんだと思う。

妻にもとにかく納得してもらった、ちょっと言葉が足りなかっただけなんだと。