原発のはなし。長文 | 工房カモ 

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手ぬぐい制作*版画制作*お絵描き教室「クレヨンさん」

ビオチェドさんのブログから

上関では、もうずいぶんも前から
原発を建てるかどうかで地元のおばあちゃん達と
中国電力とで長い間、緊張が続いています。

しかし、ここのおばあちゃん達、5000万円もの大金をつまれても
びくともせず、ずっとひたすら海を守る為に頑張っていてくれています。

技術者の方は細心の注意を払って仕事をするので安全、と言っています。
しかし、たとえ安全だとしても、
原発で出来たゴミと言われるプルトニウムは、今、本当に深刻な問題なのです。

地下に埋めるというのが今、主流の考えですが、
皆さん、自分の住んでいる下に原発のゴミと言われる
ものすごい放射性物質のかたまりがあっても、大丈夫でしょうか?

だから、誰もこの埋め立て地に立候補する土地の人はいません。

もちろん、技術は発達しているのだと思います。
しかし、この放射性物質は何万年も消えないのです。
何万年も先、それが安全かどうかなんて、わかりません。
何万年もの先の責任なんて誰がとるのでしょうか?

これから技術が発達するにせよ、それまでの間
自然界にない物すごい危険なものを
今この時代に私達が残してもいい物だろうか、と疑問が残ります。

電力会社の人もわざわざ人にいやな思いをさせるために
働いているのではありません。
みんなが便利になるように、と思って働いているのだと思います。

ただ、便利の裏に、処理出来ない危険な物がどんどん残っていく
という事を、私達消費者は知らないのではないでしょうか?

捨てたゴミはどこかの誰かが処理してくれればよいですが
原発の出たゴミは、私達のこどもが、孫が、その先のこどもと、
ずっと、先の先まで背負って生きていくのです。

電気を作る方法は今は、他にも色々出来てきています。
太陽光パネル、地熱電力、風力発電、バイオ燃料などなど。
電気だけでなく、エネルギーには他にも色々あります。
これから先はそちらの技術に目を向けたいです。


もちろん、出来てしまったプルトニウムの処理も
ほってはおけないです。

原発に頼らないで生きていく方法を探したい。