余程頭がおかしい人以外、普通の人は、自分の行動にその人の理論がある。それは、小さな子供でも、部下でも、伴侶でも、おとうさんでも・・・老若男女問わずである。


例えば、Aさんのしたことで良くない出来事があったとしよう。そして、そのことをAさん以外の人から伝え聞いて、事実確認をしたら、確かにその出来事はあったしAさんのした事に間違いなかったとした場合、貴方のAさんに対する評価は・・・・


端的に言うと、よく「ちくり」とか「陰口」いうことで、「へ~~~、あの人が・・・」といっぺんにその人の評価を下げてしまうことがある。


ちょっと待って・・・


それは、一つの出来事を一方からしか見ていないのではないか、と思うのである。色々な状況により一つの結果が出来てくるわけだか、その本人のから見た状況を聞かずして評価してしまうのは、絶対に良くないと思う。


「言い分」・・・本人の言い分をズハリ聞く・・・なかなか出来ないが・・・。



ある人のブログを読んだ・・・内容は詳しくかけないが、簡単に言うと、その人の父親のある発言を伝え聞き、心底嫌いになっしまった・・・というものである。しかしながら、その出来事は、ひょっとしたら自分も、状況によってはそう発言するかも知れない・・・と思うものであり、とても悲しくなってしまった。


親子で不信感を持ったまま一緒に過ごしていかなければならない状況というのは、悲惨かも知れない。まあ、仮面夫婦とかがあるわけだから特別な状況でもないのかも知れないが。



一つ物事には、必ず2面性がある。ある事が自分に有利であれば、相手は不利な事・・・得すれば損する、日向であれば影がある・・・それを理解しないと、自己本位となってしまい、より良い人間関係が築けない。


互いに利害関係の無い間柄であれば別にそれでもいいわけだが、上司と部下、夫婦、親子など利害関係のある者同士であれば、憶測や風評で判断せず、きっちりと、本人から言い分を聞き、その言い分が正しいか間違っているかを確かめるべきと思う。そうすれば、万一の誤解や、風評が悪意のあるものであった等の間違った内容での判断は避ける事が出来て正しい判断が出来ると思うのである。



ここで言いたかったのは、本人の言い分を聞いてそれを受け入れろ・・・という事では決して無い。正しい判断をするために、双方の言い分を平等に聞く必要がある・・・という事であり、誤解の無い様に願いたい。