頑固者・・・の年になって、いつも反省している。・・・・それは、こういうことである。


人は皆、若い時に、その時代の最先端の技術を習得し、当たり前のごとくその恩恵に預かり、利用し育ってきた。一方その頃すでに年老いていた人は、昔の技術のよさを主張し、今の新技術の欠点をあらさがしし頑なに受け入れようとしない。その人たちに向かって我々はいう・・・頑固者!!・・・と。


何がいいたいかを2~3例示してみたい。


★自動車

例えば、自動車のオートマ車。出てきたときには、高かったし、燃費も悪い。さらに、自由なクラッチあわせでレスポンスよく運転できない・・・等あったことは確かであるが、いまやマニュアル車は、博物館入り位の市場規模しかない。


であるのに、マニュアル車のベテランは、オートマ車を酷評し、自分の優位性を保とうとしていた。頑固者~~~!!


自動車の本質は何か・・・物体の移動であり、運転するためにクラッチあわせ等、難しい技術を習得することではないはず・・・誰もが容易に安全に移動できるための技術革新・・・


★カメラ

いまや、アナログのフィルムカメラ・・・デジカメにおされほぼ席巻されている。


それに対し、アナログの技術で、デジカメを酷評しているやからがいる。銀板の解像度の緻密さを取り上げたり、ピントの精度の悪さ、シャッタースピードの自由な選択が出来ないとか、デジカメのぶれについて取り上げたり・・・等、技術進歩により直に解決されるであろう事を盾に取り、自分の優位性を維持しようとするやからがいる・・・頑固者~~~!!


自分の同年代で、このような話をしたときに、一人そういうやつがいてた。自分がデジカメの時代だと主張しても全く聞き入れない・・・まあ、その人はその人で骨董品的カメラでこれからも満足して過ごすのだろうが・・・。まあ、人の勝手やから・・・


カメラの本質は何か・・・あるものを視覚的見地から、記録、保存することであり、ピントやシャッタースピードを選ぶことではないはず。そんなことより、どのような構図、タイミング等を考え、表現する事に集中、努力することが本来するべきものだと思う次第である。


いまや、デジカメのプログラムも進み、手ぶれ防止、夜景モード、星空モード、人肌モード・・・など、徹底的に研究されプログラム化されている。改善を繰り返すのだろうけど、素人が、脇もしめずにシャッター押すだけで、それこそ綺麗なピントボケしていないプロ並みの写真が撮れる時代になっいる。



まだまだ事例はあるが、結論としていいたことは、自分の育ってきた時代の技術が完全ではない事を自覚し、時としてそういった技術を捨てなければ、新たな道が無いという事もある事を、認識しなくてはいけないということである。


例え自分の立場や世界を脅かす事に対してでも、聞く耳を持ち、新しい事の良さを理解し、出来ればそれを習得しようする姿勢・・・これを失えば、単なる頑固者になってしまい落ちこぼれていくうと思うものである。


まあこういう自分も、かなりの頑固者(笑)・・・だから聞く耳を持たないと、いつの間にか取り残されていく・・・そんな危機感を覚え、自分への警鐘として記載した。