【優という字 太宰治】 優しさと、人間として一番優れていること | 本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

「こんな苦しみに耐え、なぜ生きるのか…」必死で生きる人の悲しい眼と向き合うためには、何をどう学べばいいんだろう。言葉にできない悩みに寄りそうためにも、哲学、文学、死生学、仏教、心理学などを学び、自分自身の死生観を育んでいきます。


こういう優しさをもった人間になりたいです。



■太宰治

「私はという字を考えます。
 これは優(すぐ)れるという字で、
 優良可なんていうし、
 優勝なんていうけど、

 でももう1つ読み方があるでしょう?
 優(やさ)しいとも讀みます。
 そうしてこの字をよく見ると、
 人偏(にんべん)に、憂ふと書いています。
 人を憂(うれ)へる

 ひとの寂しさ侘しさ、つらさに敏感な事
 これが優しさであり、
 また人間として一番優(すぐ)れている事ぢゃないかしら」


 1946年4月30日付け 河盛 好蔵あて書簡より


$言葉の力で死生観を育む ~  「自分を見つめる」ということ-太宰治



涙の数だけ、強くなれる。

ツライ経験の分だけ、優しくなれる。


伸びるためには、縮まないと。


明けない夜はないから。



【子育てハッピーアドバイス2 明橋大二】
 Q.悩みを聞いても、どう接したらいいのかわかりません


【こころ 夏目漱石】
 あなたはそのたった一人になれますか。 なってくれますか。