「戦争がおきたらどうしよう」
でした。
小学生になってからの夏休みの平和授業。私の学校では原爆投下時の広島の写真が体育館に貼り巡らされていてそれを見ていくというのがありました。
7、8歳の私 それはそれはショック。写真をみているとだんだん体調が悪くなってきて・・・。途中からダッシュでみないように。
教室に戻り、先生が戦争はいつ起こってもおかしくありませんが、日本は平和憲法で守られてるようなことを言われました。それに原爆が落とされる予定だったのは本当は長崎でなくて小倉だったことも。(実家が小倉近いので)
戦争はいつ起こってもおかしくない・・・。
それ以降 飛行機の音が本当に背筋がぞっとするくらいにこわくて、一人で死ぬのやだって思いなるべく家にいて、
戦争っていつ起こるかわからないのに、なんでみんなこわくないの?
なんで気にせず普通に生活できているの?
なんで殺されるかもしれない状況で生まれてくるの?生きてるの?
どうやったら戦争ってなくなるの?
って疑問だらけ。
かと言って誰にも話せず学校以外は部屋に閉じこもりがちな子に。
ある日、さすがに心配した母に何を悩んでいるのか聞かれ 話すと あんたが考えてもどうしようもないことを考えなさんなと爆笑で終了。
何となく覚えてるのは、私なんかが考えてもどうしようもないし 何もできないし という無力感と親に笑われたはずかしさ。
うちは、祖母は東京の出身で、いきさつは知らないのですが、福岡にいる祖父に会うために原爆投下後の広島をとおったそうでよく聞かされてました。本当に何もなくなっていたんだそうです。
祖父は海軍だったそうです。私が幼稚園に入る前くらいになくなったのであまりよく覚えていませんが、朝起きてすぐから一日中酒びたりで 身体こわして亡くなりました。今 考えるとそうでもしないとやっていられなかったのかもですね。
だからか、子どもの頃の私にとっては戦争はある意味身近でした。
その後も親にも無意識に気を使う子だったから、表面はもう気にしてないというふりしてましたが忘れられませんでした。自分が考えても仕方のないこと、気にはなっているもののだんだん感じないようにしてきたんでしょうね。健康診断ことごとくひっかかって、ストレスですね、って言われていた小学生でした。
先日、この時のインナーチャイルドと話しました。
そうそう、その通り。あなたのその疑問全く間違ってなかった。今でも私は世の中に対して疑問だらけだよ。ありがとう。
じゃあ これからの今やっていること以外に私たちに何ができるかな?
それで、少しづつでもと書いてみました。
戦争のこと 環境のこと 日常のことでも・・・大人が思いもしない疑問を持ち 現状に対して一番心をいためているのは、日々に流されがちな大人より純粋に本質を見抜く子供たちかもしれません。
そういった話をする機会があったり、子どもさんにもし聞かれたら、「じゃあそのために今何ができるかな?」どんなことでもいいから一緒に考えて行動してあげてください。
まずは、大人の人たちに一番考えて欲しいけれど、もし同じように疑問を持つ子どもさんにとっても理解してくれる、一緒に考えてくれる大人の人が親でなくても一人いるだけで全然違うと思います。