スレンダー美人に釘付け! | Miyabi♡blog

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わたし、琴巻雅(ことまき・みやび)は17歳。京都の高校生です。

今日は部活見学の最終日。

ストップ&ゴーを繰り返すシューズ音とボールがバウンドする音が鳴り響く体育館内では

新入生たち入り口付近から私たちの練習を興味津々に眺めている。

その中にひと際、目立つ新入生がいる。

小さな顔にスラーっと伸びた手足、170cmは有にあるだろうと思われる身長で

しかも美人だ。


わたしより2個も下とは思えない風貌にしばらく釘付けになっていた。

すると…

「雅ネエ、がんばりや~!!」


大きな声援が聞こえてきた。

なにやら聞き覚えのある声だ。

その声がする方に視線を移すとそこには

元気ハツラツのマコっちゃんがいた。

舞の友達の加茂川マコトちゃんだ~。

彼女は出町商店街でマスコットガールをやっていて、

すごく元気な女の子だ。

別の意味ですごく目立っている…


そしてその右隣に憮然とした表情の生き物もいた。

舞だ…。


わたしと目を合わせようともしない…

相変わらずの態度なのでわたしは特に気にしなかったけど、

それよりも170cmの彼女を見た直後のギャップの方が気になった。


舞とマコっちゃん。ちっちゃ!


わたしより2個下とは思えない…。

見ようによっては小学生のようだ。


そんなことを思いつつ、

新入生たちにいいところを見せようとスリーポイントシュートを連発!

時折聞こえるどよめき声と大きな拍手…


「どう? 見た?わたしのプレイ…」

気を良くして汗を拭うわたしの耳に

まだ拍手とどよめきが続く…

「あれ?」


わたしは”ハッ!”と気づいた。


わたしたちバスケ部の隣ではバレーボール部が練習していたことを…

(///∇//)