流れ | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

科学的な根拠はないが、「流れ」というものは確かに存在する。

ある出来事をきっかけに急に展開がパタパタとドミノ倒しのように良くなったり、ある人との出会いから次々といろんな人との縁が続いたり、というようなことは誰もが経験しているのではないだろうか。

 

工事での事故の発生にも「流れ」がある。
これは父の代からずっと言われてきたことでもある。

 

今から8年前になる2008年と翌2009年、2年連続して9月のある日を境に次々と事故が発生した。

重機との接触事故、トンネル掘削面から岩盤が落下して労働者に激突する「肌落ち」事故、作業箇所へ一般車誤進入で従業員に接触、熱中症による意識不明重体、仮設ネット転倒により一般車破損、NTT線切断、など、様々な種類の事故を経験し、多くの方に痛い思いをさせ、ご迷惑をおかけした。

その経験から当社は「安全管理」の方針を変え、現在は現場の懸命な努力もあって幸いにも事故のない状況が続いている。

 

私自身は「流れ」に特に敏感でいるつもりである。
事故がないと言っても何もないわけではない。「あわや」「あとちょっとズレていれば」というようなケースはある。それらの報告などを聞いて何か兆しを感じた時には、全社員にメールで注意を促すようにしている。
現場はしっかり対応してくれるので、今のところ大きく流れが変わることはない。

以前、警察の方と話をしていたら、事故や事件の発生にも「流れ」があるいう話をされていた。経験的にそのような実感を持っているようだ。

 

話の中で具体的な話をうかがった。

「流れ」が変わるジンクスがいろいろあるのだそうだ。
ある鑑識係の方が当直をすると死亡事故が起こるとか、当直である二人の方がコンビで組み合わせになる日には事故が多いとか、そういう不思議な話がたくさんあるらしい。

一番面白かったのは、カツカレーを食べると大きな事件が起こる、というジンクスであった。
その話をされた方は、絶対に仕事中には食べないし、部下にも食べさせないのだ。

 

私もそういうことを気にしてやっていることあるが、書くと流れが変わりそうなのであえて書かない。