声を『飛ばす』 | [望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

[望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

元舞台俳優で現役国語教師&ラジオパーソナリティの松本エリハが、言葉と声の調和によって望む人生を引き寄せるカンタンな方法をお伝えします。

[声を飛ばす]

・話す内容を相手にしっかり届けたい
・思いを伝えたい
・話したことを役立ててもらいたい

こんな方はぜひ、
話すときに声を『飛ばし』てください。


※「声を使いすぎて喉を傷める」ことを
『声を飛ばす』と言う場合もありますが、
今回はその意味ではないです
その意味では、声は飛ばさないでください(笑)


話や声に限らず、『届ける』という行為は
相手が受け取れなければ成り立ちません。


話の内容やあなたの思いを

『声を飛ばさないで話す』。
これは、とてももったいないです。



声を飛ばさない、つまり声を
↓↓

・投げつける
・まき散らす
・相手と自分の間に置いて逃げる
・自分のすぐ前に落とす
・口の中だけにとどめる

比喩的な表現にならざるを得ないのですが…
こういった話し方だと、いくら

・有用な情報
・熱い思い
・ためになる話

を話しても、相手に十分に届きません。


内容の伝達が不十分となるだけでなく、
話し手(内容)の印象が

押し付けがましい
他人事に聞こえる
・リアリティがない
・共感できない
・そもそも聞き取れない

などのマイナス面に傾き、
損をする危険性があります。

*************

[声の『飛ばし方』]

相手との距離の違い
(例・テーブルの向こう/10人の会議室/
100人のセミナールーム/1000人のホール)
によって、


『声の飛ばし方


は変わってきます。


喫茶店のテーブルをはさんで、
大ホール並みの声で話されたら……

ちょっと気まずいですね。


とは言え、声は目に見えません。


見えない声を飛ばすために、
取り入れやすい簡単な方法をご紹介します。

[声の『姿』をイメージする]

『もしも、自分の声に形や色があったら……』

と想像してみてください。


特に正解があるわけではありませんから、
自由に想像します。


・色
・形
・手触り(鋭い、骨太、柔らかい、etc)
・スピード
・広がり方
・声の性質(自信たっぷり、優しい、安心感がある、etc)


できればここで、
声のイメージを言葉にして書き留めておきます。

時期や出来事によって、届けたい声は異なりますから
このイメージは何通りあってもかまいません


届けたい声が複数ある場合は
場面別に書き留めておくと、より安心です。


そして実際に話すときには
このイメージを思い出して、、、、相手に


飛ばします


初めは上手くできなくても構いません。

様々な場面で、

・自分の声をイメージして
↓  ↓
・相手に届くように飛ばす


文章だけではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、

一度試してみてください。


そして機会があれば、
試してみた感想を聞かせていただけると
嬉しいです。