大興奮の多言語革命~序章 | ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばに宿る、不思議なチカラ。
人間の言語習得やコミュニケーション能力の奥深さはまだ解明されていないけれど、とんでもなくおもしろい。
気づいたら私のコトバ探検は本格化されていた。

私は“外国語”を“勉強”するのが苦手。

生きてない机上のコトバをただひたすら暗記して
人間の自然なコトバの習得とは逆の方法で
文法から分析→書いたり読んだり…がどうにも合わない。

翻訳家になるならまだしも、
「その国の人とその人の言葉で話せたら世界はもっと広がるし楽しいよね!」
という気持ちでコトバと触れ合いたい私にとって
難しい文章が読めることよりも
人と向き合って話せる、心を通じさせて楽しさを共有できることの方が大切。

そんなわけで、生きた人と向かい合えない、
紙と鉛筆の世界でコトバを学ぼうとするのが苦手なのだ。


ではそんな私が、単言語国家である日本において
どうやってたくさんのコトバと向き合う生活を送っているのかというと
キーは多言語を楽しむ活動にある。

その活動詳細は割愛するけれど、
たくさんの音の波を毎日浴びまくっているおかげで
今や何語の人と出会っても無敵な感じ。


でも、はじめてその活動を知ったときは「???」だった。


英語だけでも苦労している日本人。
20ヶ国語以上もの言語を同時にやるってどういうこと?! って。

でも世界を見れば、4ヶ国語 5ヶ国語…どころか
何十ヶ国語も自在に操る人たちが存在する。

しかも多言語国家で生まれた人たちは、いちいち“勉強”しなくても
自然に習得することをカラダでやってのけている。


 うーん… 不可能、ではないか…


『誰かができている』ということは、『自分にもできる』ということだ。

要は、そこに辿り着くまでやるかやらないか。
それは自分次第だから。

というわけで、「???」とは思いつつも
本当にいろいろな国の言葉が話せるようになるのなら
願ってもないこのチャンス!

しかも基本的に文法や読み書きからの“勉強”スタイルではない!
何かがあるような気がして挑戦し始めたのが多言語活動だ。


実際やってみると、人間にとっての多言語の
ナチュラルさや楽さ、快適さに目からウロコ。


日本で普通に生活していたら普通にはなかなか出会えない
“外国語”の音やリズム、波が体の中に入って来るってこういうことか、と。

そして今まで経てきた海外での経験やコトバ体験、
日本以外の国の人との関わりで得てきたものが
自分の中で明確なものとして語れるようになった。

さらに国籍関係なく人と人として向き合うこと
セラピストやコーチとして人と向き合う中で得てきたこと
大きな病気をした経験でココロやカラダと人間を
一層観察できるようになったことなどが
すべて集約されて私の中でひとつの『核』となった。


 多言語っておもしろい。

 コトバっておもしろい。

 世界っておもしろい。

 人間の持っている能力ってすごい!


自分の中に多言語がベースとして存在していると
新たなコトバの発見ができるだけでなく、
自らが思わぬ能力を発揮したりする。


 とにかく耳が育っている。

 相手のコトバの真似がすぐできる。

 真似がすぐできるから、すぐに自分のものになる。

  “その言葉らしさ”を捉えられるから、ネイティブが驚くほど“らしく”話せる。

 できる自分を実感できるから楽しい!


先日、アフリカのガボンという国からAさんとMさん、
2人のゲストが我家にやってきた。

調査票を見ると言語はフランス語オンリー。


 おおっ!

 とうとう…!


我家はこの2年ほど、海外ゲストのホームステイやホームビジットの受け入れをしている。

でもいざ受け入れをすることになると
意外とゲストは日本語を話せたり、日本語が話せなくても英語はOKだったりで
なかなか多言語活動の成果を体感できるチャンスがなかった。


 さて。

 多言語ってどうなのよ?

 私の中に、フランス語は存在しているのか…


それが実践、証明される日がやってきた。


うふふ…(*^-^*)
長くなったので続きは次回v