さてさて、先程意を決して(爆)ヤフオクでお琴を
即決落札した所でございます。

五八箏全体像

このお箏、以前にも出品されていたのですが、
興味があるもののちょっと躊躇していて
数日経ってチェックしようとすると、いつの間にか
出品から消えていて、これも運だと思って諦めました。

所が、先程再出品された事が分かり、
キヨブタ(大爆)の思いで即決落札に成功しました。

キチンと使えるお琴は十分に備えているのですが、
大分以前に重みのあるしっかりした6尺より少し短めの
お箏を生田箏と一緒に譲ってしまいました。

後々になって、さる研究家の先生から五八箏だと
教えて頂いてから何て勿体ない事をしたの
かと後悔して程無く、このお箏が出品された訳なのです。

五八と言うのは、お箏の寸法が通常なら
6尺が基本なのですが、生田では短めのお箏が存在
しており、主に五八と五五があります。

五尺八寸の長さですので略して五八と呼ばれ、
それよりも短い五尺五寸のお箏は五五と呼ばれます。

で、このお箏にはもう一つの特徴として…

五八箏詳細①

龍角の両端には真鍮製の桜の彫り物があり、
お箏の糸を受ける枕も、同じく真鍮製なのです。

通常の生田箏は組紐、現行のお箏では角・
象牙・コツ・樹脂製等を素材にした枕を使って
おりますが、真鍮を使うのはヤフオクでは大阪周辺の
個人・業者さんの出品されるお箏の中でたまに
見掛ける位です。

で、先程の先生から聞いた所によると、
大坂地歌の中で野川流三弦と言うのがありまして
その伴奏で弾くお箏にその特徴が見られるそうです。

五八箏詳細②

造りはかなりしっかりした感じの上角のお箏で、
見た感じもそう悪くない状態ですので、これも縁だと
思って落札させて頂きました。

付属のカバーも関西独特の掛け油単形式のもので、
今物の丸袋とは趣を異にしてます。

一年何とか頑張った自分への遅い
クリスマスプレゼントのつもりだと思ってます。