名古屋三曲連盟定期演奏会〈松の寿〉 | 箏曲 菊温会

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  名古屋三曲連盟定期演奏会ー第47回ー

 

来週開催ですルンルン

2024年2月11日(日)

日本特殊陶業市民会館(金山)13時開演

 

日曜日は、演奏会前最後の下合わせ練習でしたルンルン


 13.「松の寿によるパラフレーズ」

熊沢辰巳編曲です。

題名のとおり「松の寿」という古典曲に替手(対旋律)と17絃(低音)を加えた合奏曲です。


パラフレーズ (paraphrase)下矢印

① 意味や内容を変えずに、表現を変えること。

② 原曲を他の楽器で演奏できるよう編曲したもの。


「松の寿」下矢印

幕末(明治時代の少し前)の地歌箏曲です。


地歌その土地の歌に三味線の伴奏を入れた三味線音楽です。三味線を弾きながら唄う曲で、江戸初期に上方(京阪地方)で発展したものです。


「松の寿」は在原勾当作曲の地歌に、箏の手付けは西山徳茂一が箏(琴)の手付けをした曲です。


手付け→邦楽では原曲に対旋律をつけることを手付けといいます。


この曲は、歌詞に松竹梅と鶴亀と慶事に使われるものがたくさん入った慶祝の曲です。


千歳ふる 松の寿 緑なる

苔はむすとも 色変へぬ

操すぐなる 若竹や

雪の重みは まだ知らず

知らぬ筑紫へ 行く梅も

昔生れは 浪花津に

冬籠りして 咲くうちに

鶯の来て 春を告げ

花の鏡と なる水に

亀ぞ浮びて 君が代を

久しかれとぞ 祈り舞ふ

鶴も群れいて 遊ぶなり