あの地震から一年たちました。
一年ってこんなに早いものだったでしょうか。
東北から離れた東京でも大混乱が起きました。
携帯がつながらず、また仕事中で一晩中仕事をしていた主人と夜21時まで連絡がつかず、不安だったのを覚えています。
家から徒歩30分ちょっとの実家にたどり着くまで、街は駅から締め出された帰宅難民でごった返し、1時間以上かかりました。
娘と犬を連れて歩く道のりは果てしなく遠く感じられました。
コンビニへ行くも、おにぎり一つ売っていない状況でした。
東北から離れた都内でもこの有様。
テレビで見る被災地の映像に言葉を失うしかありませんでした。
一年たった今では一見平穏な世の中が戻ったようにうかがえますが、決して忘れてはいけない、誰しもがそう思っていると思います。
我が家も祖父が関東大震災で両親を亡くし、幼い兄弟9人で身を寄せ合って暮らしていったそうです。
物心ついたときから毎年9月1日には震災慰霊堂へお参りに行ってました。
地震の直後に起きた火災でみんな亡くなったそうです。
阪神大震災の時は多くの方が建物の下敷きになったり、火災で亡くなった。
今回は津波で多くの命を飲んで行った。
天災は毎回姿を変え、人々の命を奪っていく。
多くの方のご冥福をお祈りします。