プロジェクト誕生(1) | KOTAKEの森からTOHOKUの空へ。

KOTAKEの森からTOHOKUの空へ。

けっして忘れないという想いとともに。


    お問合せ先:overture2012kt@yahoo.co.jp

「KOTAKEの森からTOHOKUの空へ」


このプロジェクト名のもとになったのが、私ケイママっちの
息子が通う学校の同級生の保護者で、童話作家でもある
山口タオさんが、作詞作曲した「TOHOKUの空へ」という曲です。


この曲は、タオさんも毎年、参加されている音楽祭に出演する
男性コーラス「バンブーパパ」のメンバーによって、動画撮影され、
その様子がYouTubeにアップされました。



私自身も、義捐金寄付や、ボランティアサイトを通じての、物資支援など
出来る限りのことはしたいと思い、そうしていたつもりでもありましたが、
それでもまだ、なにかが欠けているような気がして、仕方がありませんでした。


1000年に一度と言われる震災を目の当たりにして。
心の中に散らばった、たくさんのパズルのピースのような想い。
得体のしれないような、不安と焦り。

それを上手く、言葉で表現することはできないのだけれど。
そのピースをひとつひとつ繋げて、もとのパズルを完成させられて
初めて、本当の意味での、被災地への支援が出来たって事になるのではないのか。
そんな気がして。

でも、被災地の方々が、少なくとも、安心して笑顔で過ごせる日を
取り戻せるまでには、まだまだ時間がかかってしまう事だろう、その時まで。

目の前の日常に流されてしまわずに、忘れずに、寄り添っていきたいと
思っていた時に、その気持ちを、そのまま歌詞に乗せてもらったような、
この曲に出会いました。


そして、この曲の動画が、一人でも多くの方の目に触れてくれたらいいな・・・と
周りに紹介させていただいて応援していたのですが。

この曲を。

昨年、秋の息子の学校で行われた音楽祭の冒頭で。

鎮魂と復興への祈りを込めて、子供たちが歌う、この曲を聴いたときに。


なんとかして、この曲の、この子供たちの歌声を、被災地で一生懸命に
ふんばっている同じ年頃の子供達のもとへ、届けることはできないだろうか。

その想いにかられた私。
思いつきかもしれないけれど、理屈でなく湧き上がってきた
その想いに、突き動かされて、さまざまな周囲の方を巻き込み
動き出したのが、このプロジェクトの始まりでした。

                        ~つづく~