「読むだけで心がラクになる22の言葉」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

読むだけで心がラクになる22の言葉/フォレスト出版

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フロリダの老人ホームの話が印象に残りました。そこで筆者は長期滞在し、いろいろな話を聞きました。そして、小学校や中学校と同じように、人気のある人とない人がいることに気づきました。
老人ホームでヒーローになっていた人は、自分がどれだけ成功したかを自慢する人でなく、どれだけ見事な失敗をしたのかを話題にしている人だったのです。

人の成功話はつまらなくて、一度聞いたら飽きますが、大失敗話は何度聞いても面白い。どれだけダサイ失敗をしたのか、恥ずかしい失敗をしたのか、ありえないことをやって恥をかいたのか、という失敗話が、将来のパーティーのネタになる、と。



失敗したままの人生ではないから笑い話にできるのだとは思いますが。。長い人生では、必ずいくつもの失敗を経験するし、運気にも波があって当然。むしろ、何もない順風な人生の方がつまらない、と考えることが大切です。






以下、備忘



人生で一番楽しいのは、予想もしなかった展開にワクワクできること。


不安は冒険の始まり。何よりもまずいのは、漠然とした不安のせいで、本当にやりたいことをやらないこと。


お金と関係なく人を喜ばせようとする人と、とにかくお金が欲しいという雰囲気の人とどちらの人と一緒に仕事をしたいでしょうか?


本当に幸せになりたいなら、「今の自分が幸せであることに気づく」こと。住む家があること、飢えていないこと、家族がいること、など。


これからの人生、必ず、何度でも失敗する。そこからカムバックすればいいだけ。


幸せになるために必要な才能。「今の自分に上手に満足すること」と「あきらめないで、目の前の楽しいことを追いかけてゆくこと」。向上心が強すぎると、自分に満足できず幸せを感じられない。ワクワクする未来に向かって行動しなくなると、人生は退屈に見えてくる。このバランスをどうとるか。


5キロ以上先の目的地に向かうとき、最初の曲がり角を右に行くか左に行くかは、到着時間にあまり影響がない。最初の曲がり角で、右か左か迷う人と、とにかく行ってみる人との差は、時間が経つほど大きくなる。

途中でガス欠になったり、食事をしたりして回り道をしたり、気が変わって別のところへ行きたくなったり、というのは人生でよくあること。

目的地に早く着くことよりも、「目的地への道のりをどう楽しむか」が大切。