「スポーツのできる子どもは勉強もできる」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

スポーツのできる子どもは勉強もできる (幻冬舎新書)/幻冬舎

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★★★★☆



漢字や九九を覚える勉強と、箸の使い方やボールの投げ方の動作を覚えることとは、脳の中の記憶の仕組み、神経の中を信号が通る道筋をつくるという意味では、基本的に同じなんだとか。

読み終わってもなお、半信半疑です。が、ハーバード大から歴代200人くらいオリンピック代表が出ている(メダリストも複数)、プラトンやソクラテスなどのギリシャの哲学者は筋骨隆々だった、日本の小学生にも学力体力に相関性がある、というような事例を聞くと、そうなのかな、と思います。

日本で、スポーツができる子供が勉強ができないのは、部活で忙しい子や活躍している子は勉強しなくてもいいという雰囲気があるからです。いわゆるスポーツバカです。

一方、アメリカではスポーツ選手も勉強ができないとダメという考え方が根強く、金メダリストがその後医者になったり弁護士になったりという例がたくさんあるそうです。


いずれにしろ、勉強ができるようになるならないは別として、スポーツはやったほうが絶対いいと、本書を読んで改めて思いました。ちなみに、勉強ができるようになる運動としてはキャッチボールがいいそうです。小さい頃からやるといいそうです。