「ウケる技術」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★☆☆

私生活においても、ビジネスにおいても、笑いをとるっていうのは立派なコミュニケーション能力のひとつだと思います。

そのウケる技術をフレームワーク化してチャートやケーススタディで解説した希少なノウハウ本。読んで面白くて、案外実用的じゃないかと思いました。

この本で取り上げる38あるすべてのウケる技術をマスターすることはもちろん無理なので、自分にあってそうな技術を2つ3つ習得できればいいんじゃないかと思います。


以下、一部の技術の備忘録


■同調
相手のネガティブな期待に応える
「君、ボクと来る前にも他の男とここに来たことあるでしょ」
「…4人ほど」

■ディテール化
話の細部を具体的にして、ころがす
「子供ほしいわね」
「手間のかからない子供ならね」
「オギャーって泣きながらフロムAを小脇に抱えて生まれてくるみたいな?」

■カミングアウト
自分のはずかしい部分を告白する
「正直、2年ぶりの合コンで頭の中真っ白…っていうか、真ピンクです!」

■分裂
ふつうと逆の言い方で言う
「よっしゃー!飛び込み営業失敗500回達成!」

■前置き
後に続くセリフの心の準備をさせる
「ウチの母ちゃんさ、最近急にきれいになっちゃってさぁ」
「お前をヘコませたくて言うわけじゃないけどさ… それ浮気だ」



ウケる技術 (新潮文庫)/水野 敬也

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