「解く」ための「読む」であり「思い出す」であることを忘れない（TACの中村先生の勉強法との比較）

速読法と記憶術を活用して
難関試験にスピード合格させる
勉強法アドバイザーの宇都出です。

先日、TACの司法試験講座の講師である
中村充先生と私の勉強法の違いを
2年前の記事も含めて取り上げました。

　⇒　ＴＡＣ専任講師・中村充先生の勉強法と私の勉強法の違い（2年前に取り上げた記事のまとめも含め）

この記事に対して、私の速読勉強術マスター集中講座にも参加されたことがあり、
中村先生の講義にも参加されているという司法試験受験生のTさんから
Facebook上でコメントをいただきました。

こちら→　https://www.facebook.com/masami.utsude/posts/10207222586515894

転載許可をいただいたので、こちらにも転載します。

かなり詳しくコメントいただいたので、いくつかの記事に
わけて掲載します。

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宇都出先生と中村先生のお二人に師事する者としましては、
お二人の教えにあまり矛盾を感じてはおりません。

ただ言えるのはアウトプットを意識しないインプットは
全く使い物にならないという事です。

つまり宇都出先生の「思い出す」はアウトプットとして表現されていますが、
中村先生は「覚える」「思い出す」はまだインプットであって、
「解く」こそがアウトプットであり、
むしろ「解く」為にはと分類されているように感じます。
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これに対する私からの返信コメントも掲載しておきます。

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確かに「押さえるべき知識」に解答プロセスを含めたとしても
「思い出す」ことが「解く」とイコールではありませんね。

あくまで本番の問題を「解く」ことが目標であることは
忘れてはいけないことを、
中村先生の記事を改めて読んで、振りかえさせられました。

そのうえで、では「解く」とは何か？　
試験勉強では何をどう「勉強」すればいいかを考えたときに、
解答プロセスなどの「押さえるべき知識」を意識的に「思い出す」ことは
効率的・効果的な勉強を追求するうえでは不可欠だと思うんですよね。

司法試験ならではの特徴もあるとは思いますが、
もう一度考えたいと思います。

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いかがでしょう？

私からの返信コメントに書いたように、
私の勉強法では、
解答解説や「押さえるべき知識」を思い出すことが
自己目的化する危険があることを感じました。

「押さえるべき知識」というもの自体、
試験を解く、本番で正解を導き出すという視点から
考えて押さえるわけで、
「解く」ということを常に念頭におくことが前提ですが、
ときにはそれが飛んでしまうこともありえるので、
あくまで「解く」ための「思い出す」であることは
強調しておきたいと思います。

特に、論文式試験であればそうですし、
択一式試験であっても、単純な正誤問題を除き
事例問題などはこれを意識しておかないと、
問題文を読めなくなってしまう危険もあります。

なので、解答解説のほうが読みやすければ
解答解説から読むのはいいのですが、
どこかの段階で問題文、選択肢も読むことが
必要です。

また、数学などの理数系科目も、この事例問題と
同じことが言えます。

本番の試験では、当たり前ですが、
解答解説は出ておらず、
問題文・選択肢だけを読んで正解を導くのですから、
そのことはくれぐれも忘れないことです。

Tさんからのコメントはまだまだ続きます。

続きは改めて。

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