昨日、読者の方からのご質問をアップしましたが。

 → 「(高速大量)回転する箇所が増えると、時間も増えて苦痛に感じます」(読者からのご質問)

考えてみましたか?

高速大量回転法はシンプルな方法ですが、かなり感覚的といいますか、実践の中で自分でつかむ必要があるので、
こういった質問も参考に、ご自身で自分なりの言葉や感覚を見つけて腑に落としていってください。

それでは、私から送った回答を掲載しておきます。

こちらも参考にしてください。

(私からの回答)
>始めまして。

こちらこそ、はじめまして。

メッセージありがとうございます。

>合格る技術 どんな本でも大量に読める速読の本 1分スピード記憶勉強法 速読勉強術 を読みました。
>(現在も繰り返し読み直しています)


 読んでいただきありがとうございます。

>簿記試験に挑もうと思っています。

 これが最も大事な目標なわけですね。

>過去問・テキストの他、速読技術そのものも鍛えたいので自己啓発本などでも回転読みの練習をしています。
>いまだ理解できず旨く体得出来ない事について質問です。


拝見します。 以下、思いつくままコメントさせてもらいます。

>目次→見出し→小見出し→本文といった具合に回転する場合、自分としては段々と回転する箇所が増えるので必然的に回転の時間がどんどん増えて苦痛に感じます。

 確かに回転対象となる量は増えてきます。

 ところで、過去問やテキスト、そして自己啓発本など、読むのは苦痛でしょうか?

 高速大量回転法は楽に読むための方法ともいえます。

 もし、普通に楽に、夢中に読めるのであれば、さっさと読んでしまえばいいです。

 ただ、必要に迫られて読もうとしている本や、分厚い本、難しい本など、なかなかそういう状態に入れないので、そこで目次読みをはじめ、だんだんと本と親しくなりながら、楽に夢中になる方法ともいえるのです。

 で、回転しながら、過去問やテキスト、自己啓発本などと自分との距離はだんだん近づいていますか?

 もし、近づいていないのであれば、近づくようにもっと楽に、対象や量を減らして回転させたほうがいいかもしれません。

>次段階へ進むのが早すぎるのでしょうか。回転する箇所が多すぎて自分に合っていないのでしょうか。

なんともいえませんが、上に書いたようなところをチェックしながら、回転してみてください。

おそらく、早くいこうとしすぎているように思います。

もっと、本に意識を向けて、近づき、親しくなるような気持ちで接してみてください。


>苦痛に感じる場合は、例えば目次の、更に第一章だけに絞って回転始めても良いでしょうか。

回転がきつい場合は、第1章に絞るなど、範囲をしぼって楽に回転させてください。

>この場合全体像を把握しながらというコンセプトから外れると思います。

目次を最初に読んでいますから、全体像の把握ということではそんなに心配しなくてもかまいません。

それより、回転がきつくて回転しなくなるほうが心配です。

>情報量を増やすのでなく、回転数を増やす事が重要だと思いつつも、いつまで経っても回転数・スピードが上がらず、読み進めたい欲 だけは増してしまいます。

回転するなかで、わかるところは増えていますか? わかるところのわかる度は増えているでしょうか?

また、わからないところがどこかについてのわかる度は増えていますか?

回転していれば、何がしかのストックは増えてくるので、少しずつでも回転が楽になったり、速くなったりするはずですが。。

回転しながら、わかるところに焦点を当てて読むことも行ってみてください。

>量を増やせば回転数が落ちると思いますが、例えば「1日○○回転出来る量」という様に回転重視の考えで良いでしょうか。目標回転数が余裕でこなせるようになってから情報量を増やすといった具合に。

確かに回転数を増やすことは大事ですが、その場合も、対象範囲を絞る(たとえば、見出しだけ、目に付くキーワードだけ)などしても、読むところはちゃんと読むことが大事です。

>あと、初期段階で、単に眺めるように読むというのがよく分かりません。
>字体が網膜に映っていると認識できるだけの状態で、無機質な記号のように見ているだけで何回繰り返し見ても理解できません。(毎回初読の感覚があり、なじんできません。というか、単語のイメージや内容を理解してないので、記憶に残っていない)


 わかるところ・わからないところを切り分ける感覚といえばわかってもらえるでしょうか?

 「わかろうとしない」「覚えようとしない」のですが、ただボォッと眺めているのとは違うので。

>出来るようになるまでどんどん量を減らした方が良いでしょうか。

量を減らすことは確かに大事ですが、それを完璧にしてから量をだんだん増やしていこうとすると、低速少量回転のワナにはまります。

ざっくり・ざっくり回転し、思い出すことも行いながら、わかるところを常識化し、さらにそこから好奇心を広げて、だんだんとわかるところを増やしていくことです。


以上、伝わったでしょうか?

また、実践する中で気付いた事、ご質問などあれば、ご返信ください。

宇都出
(私からの回答は以上)

ご意見、ご感想、ご質問はお気軽にコメント、メッセージでお寄せください。

宇都出

合格(ウカ)る技術/すばる舎
¥1,575
Amazon.co.jp


「1分スピード記憶」勉強法/三笠書房
¥1,155
Amazon.co.jp