末備前系大摺り上げ脇差し刀身の研磨です。



働きが面白いので差し込み研ぎで仕上げてみましたが、どうにも刃中が決まりません。

こういう場合、刃先だけ化粧を施してごまかしても良いのですが、お刀の個性が死んでしまう様で悩みどころです。


ここ数日、確定申告のために毎日税務署へ行き、修正に修正を重ねているのですが、またもや記載漏れを発見してしまいました。

そんなこんなで気持ちがそぞろになっているのでしょう、精神状態が工作に影響を与えているとみえて、刀剣にあった砥石や技法の選択がどうも煮えきりません。


私の街では、税務署への行き返りは、電車で行くと乗り換えて2駅、自転車で行けば山一つ越えるだけ。

当然、自転車で行くわけですが、この山越えが割りと難関!ちかみちの舗装されていないがけ道を爆走したり、心臓破りの階段を自転車を抱えて登ったり、書類の不備が発覚するたびに山を越えて税務署と家を往復するのです。


しかし、税務署の人というのは、狙っているのか、ふざけているのか、聞いたことしか答えてくれないため、学習するたびにボロボロとミスが見つかります。昨日は2往復する羽目に・・・。

明日も税務署の外まで続く行列に並ぶのか~と思うと気持ちが重くなります。

毎年、この時期になると同じことを繰り返す自分にも不甲斐なさを感じますが、密かにこの納税トライアスロンを楽しんでいる自分が芽生えつつある確定申告3日目でした。