緑の党世界大会2017にて。  

(3月31日)

 

 

 2日目のディナー会場に、各国緑の自治体議員が集まるテーブルが作られました。私の隣にはスウェーデン人のビビアンさん(写真後列左から二人目)。グローバル・シニア・グリーンズのメンバーです。グローバル・ヤング・グリーンズの存在は知っていましたが、シニアの部もあるのですね! 

 

さて、スウェーデンと言えば、女性の参画。現在、スウェーデンで女性自治体議員が占める割合は50%です。かつて、スウェーデン緑の党はその目標を40%としていたのですが、目標に達成したため50%に引き上げたそうです。その目標も達成したのですから素晴らしいですよね! 私が「成田市は30人の議員のうち、女性議員は2人ですよ。10%未満です。」と話したところビビアンさんのコメントは、「スウェーデンの100年前と同じね」。・・・これにはショックを受けました・・・。

 

スウェーデンで女性議員が増えた理由を訪ねると、「全ての教育が無償で行なわれるから」という答えが返ってきました。ちなみに、選挙に立候補する際もほとんどお金がかからないそうです。日本の供託金制度の話をすると「どうして払う必要があるの?」ととても不思議がっていました。

 

全ての教育を国の責任で行ない、未来に貢献する人材を育成する。そして、誰もが立候補しやすい環境を整え、より開かれた政治、より良い社会を目指す。そもそもの考え方が全く日本と異なるのですね。これを変えなければ、女性議員50%を日本で実現するには100年かかってしまうかもしれません。

 

その他にも私のテーブルにはスロベニア、ドイツ、イギリス、スペーン、ポーランド等の自治体議員がいらっしゃいました。高砂市議会議員の井奥まさきさんは選挙運動の様子(選挙カーやたすき姿等)の写真を皆さんに見せていました。日本はさぞかし不思議な国に映ったことでしょう。日本に住む私たちは、もっと沢山の国の文化と価値観を学び、「ここが変だよ、日本」を変えていく必要があると思いました。