成田有機の里のメンバーと、東電成田支社に2度目の話し合いに行きました。
1時半から4時まで、たっぷり話し合いました。
事前に質問書を提出してあったのですが、さすが支社長さん、質問書をよ~く読みこんでくれていたようです。そして丁寧に答えてくれました。
ただ、「補償」の事になると。。。
有機農家さん達は、経済的な補償はもちろんですが、もっと大切な「文化的な・精神的な」補償を求めているんです。
私は農家ではないけれど、有機の里のメンバーのお宅にお邪魔したり、話を聞く中で、薪ストーブや、手作り味噌や、梅干し、子どもに安心・安全な野菜、里山の山菜、堆肥、野菜作りの喜び・誇り、畑を走り回る子ども・・・
本当に素敵で羨ましい暮らしだなあと、いつも思っていました。
有機の里のメンバーが、みんな素敵な笑顔の持ち主なのは、常に大地と向き合う、本当に豊かな暮らしをしているからなのだな~、と思っていました。
だけど、放射能がその豊かな暮らしを奪ったのです。
これは、お金には替えられない。
「文化的・精神的な豊かさを奪ったことを償ってほしい」・・・農家さんたちの切実な願いなのですが、東電には理解できなかったようです。
それでも、考え方の異なる人たちがこうして話し合う機会をもつことだけでも、まずは前進、と私は思います。
今後も話し合いを続けていきます。