脱原発演劇を上演して話題になった、成田国際高校演劇部が、佐倉東高校演劇部と合同公演を行います。


幸せな事に、アフタートークにゲストとして参加させていただくことになりました~♪

高校生の皆さんが、どんな事を感じているのか、どんな演劇をみせてくれるのか、今からとっても楽しみです。



以下、国際高校演劇部のブログより。




☆佐倉東高校×成田国際高校演劇部 合同公演☆

MEMENTO/MOMENT(メメント/モーメント)

戦争×震災《忘レナイ為ノ演劇》

2012.3.25

成田国際高校にて



会津もと子の「smile room」




【演目】
①演劇「幽霊の時間」
②朗読劇「3・11~あの日あの瞬間(とき)」
③演劇「新・ナオちゃんとフミおばあちゃんの物語」
アフタートーク「忘れないために
 (ゲスト:成田市議・会津もと子さん) 



【詳細】

成田国際高校演劇部が

①演劇「幽霊の時間」
 
「高校演劇20分シアターin流山」 (2・12)のために創作した、ごくごく短いオリジナル作品。被災地からの転校生をモチーフに、人と人との《きずな》を描く。本公演では、その拡大版を上演する。


②朗読劇「3・11~あの日あの瞬間(とき)」 

あの日あの瞬間の記憶。ワタシが、またアナタが体験したこと。それからー。
どこかしらで感じている「申し訳なさ」の感覚。生きのこされた「後ろめたさ」の感覚。ニッポンの内部の、そう易々とは超えられない「へだたり」の感覚。しかし、だからこそ想像すること思いやること、精一杯。


③演劇「新・ナオちゃんとフミおばあちゃんの物語」 

戦時下に佐倉高等女学校(現・佐倉東高校)で女学生生活を送った方々の手記『丹鈴(にれい)』を劇化・脚色した作品です。フミおばあちゃんが孫のナオちゃんにしずかに語りはじめたのは、70年前の少女時代のはなし、戦時下の女学生時代のはなしだった―。








アフタートーク「忘れないために」(ゲスト:成田市議・会津もと子さん)

会津もと子 さん紹介
(1978年1月24日生まれ)
◆役者として舞台やテレビで活動するが、インド・タイ・カンボジアでの一人旅やボランティア経験が人生観を変え、保育の道を志す。
◆千葉県いすみ市の児童養護施設「子山ホーム」で保育士として子どもと一緒に生活する。
◆青年海外協力隊として、2年間エジプトに派遣。現地ではストリートチルドレンと演劇等の活動を楽しむ。
◆「社会福祉法人いんば学舎」でヘルパーとして障がい者の移動支援を行う傍ら、学校や児童養護施等で出前講座を行い、エジプトの体験談を伝える。
◆2011年の地方統一選挙にて、成田市議会議員に。
(ブログ「
会津もと子の『smile room』 」プロフィールより)





【本公演について】
要するに、3作品に通底するのは「記憶せよ」です。一昨年お亡くなりになった井上ひさし氏は、『父と暮せば』の上演にあたり、核廃絶を願うイギリスの歴史家
E・トムソン の「抗議せよ、そして、生き延びよ」ということばを紹介し、そして、そこにさらに「記憶せよ」というひとことを付け加えました。「記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ」 です。今回の公演タイトルは「MEMENTO/MOMENT 戦争×震災」としました。「MEMENTO」 を英和辞典で引くと、「記念の品、形見、遺品、記念物、土産、思い出、記憶」とあります。そしてMOMENTは「瞬間」。ですから「MEMENTO/MOMENT」は、さしずめ「記憶/瞬間」ということになるでしょうか。そしてまた「MEMENTO」は、もとはラテン語。「記憶している」という意味の、ラテン語の動詞meminiの命令形です。有名なのは「MEMENTO MORI メメント・モリ」 という警句でしょう。「死を想え」「自分が死すべき者であることを忘れるな」という意味です。したがって「MEMENTO/MOMENT」には、「あの瞬間を忘れるな」という意味合いも込めたつもりです。今回の公演の3作品は、いわば「忘レナイ為ノ演劇」なのです。