東京電力が東京大学に委託して、犬吠埼に風力発電を建てたらどれだけ発電するかを調べたそうです。

そして出てきたデータが

「東京電力がまかなっている電気が全部作れます」というものでした。


すると、東京電力は「そのデータは公表しないでください」と言ったそうです。


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こんな都市伝説のような話を、あちこちで聞くようになりました。



もしこれが本当だったら、すごい話なのでちょっと調べてみました。



すると。

東京大学院工学系研究科の石原教授の論文を見つけました。



東京電力に依頼されたかどうかは分かりませんが、

たしかに千葉県沖で風車を使って発電した場合、

東京電力の2005年における年間電力販売量とほぼ同じ

というデータが載っていました。



ただ、これは沿岸50km以内に風車をびっしり建てた場合です。

(想像すると、ちょっと怖い・・・)


水深500mの場所もあるため経済的に難しいし、漁業権や景観上にも問題があるので、現実的ではなさそうです。



これを沿岸2~30km以内で水深2~300m、社会的条件を考慮した妥当なラインにしてみると、東京電力の年間電力販売量の14%に相当する電力がまかなえるそうです。



さすがに全ての電力は難しいけれど、それでも14%もの電力がまかなえるのは、大きいですよね。


自然のエネルギーは、すごい!!!