幸雲南塾〜地域プロデューサー育成講座〜を終えて | NPO法人農家のこせがれネットワーク

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農業をおもしろくする世代。

木曜担当の宮治です。

幸雲南塾ラストのプレゼン大会

いやー、すごかったクラッカー
感動。クラッカー

島根のスーパープロデューサー尾野君のプレゼン熱血指導もあって、皆さんとても素敵な発表でした。

報告会は予想をはるかに上回る120名の方にご参加頂きました。
島根県内でもかなり注目されていたことがよくわかります。

今回の幸雲南塾、もともと江津市で開催したビジネスプランコンテストが非常に良かったので、
雲南市からもビジネスプランコンテストを開催したいということから企画が動き出しました。

県外からも広く参加者を募ってうまくいった江津市のビジネスプランコンテストだけど、
二番煎じで同じように行ってもあまりいい結果にはならないだろうなというところと、

雲南市は木次乳業や奥出雲ワイナリーなど重鎮型の取り組みは素晴らしいが
若手が台頭してきていないという点


そして外部から多くの人が集まる島根県としても
若手起業家らが気軽に集まれるコミュニティが形成できればと考えて開催したのが
今回の幸雲南塾でした。

「起業したい」「地域で活動したい」と考えている若者のコミュニティを形成していくためには
島根県内だけではだめだと考え、

島根県内だけから塾生を募るのではなく、
島根に隣接する都市部の広島からも募ろう
と考えました。

広島で「社会起業セミナー~地域プロデュースは現場で学べ~」を開催すると、
広島でインキュベーションセンターを経営するソアラサービスさんのご協力もあって、
定員30名のところ50名の人が集まりました。

僕と尾野君は、

「社会起業系の集まりは東京ではたくさんあるけど
広島ではまだそれほどなかったから受けたのかな」


なんて話をしていたが、

ソアラサービスの牛来社長は

農家のこせがれネットワークの注目度が高かったから人が集まった。
社会起業系セミナーはうちでも開催しているけど、こんなに人は集まらない。」


と言って下さいました。

そんなわけで、定員10名で開催しようと考えていた幸雲南塾でしたが、
広島と岡山からも塾生を迎え定員オーバーでの開催となりました。

毎月開催する会場は、合併前の6町村をできるかぎり回れるよう設定し
翌日には地域の魅力に触れるオプションツアーを開催
雲南市についての理解を深めて頂きました。

半年かけて先輩起業家の話を聞いて学びながら、
自分の想いをカタチにして少しずつ実践していく・・・


そして、最終報告会。

プレゼン前の塾生の様子です。
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オープニング映像はとても素晴らしいものでした。作成してくれた酒井君にはただ感謝感謝。合格
僕はこれだけで感動もの。

市長の挨拶の後、僕と尾野君で趣旨説明を行って、塾生の発表。

発表の時間はわずかに5分+補足の2分と短かいものだったけど、
その分想いの詰まった素敵なプレゼンテーションになりました。


最優秀賞は武田勇也君「名工探訪」クラッカー

雲南市内の伝統工芸の職人さんMAPを作成。

広くMAPを配布し、キャンペーン期間中の売上から運営費としてMAPで紹介した職人さんから
手数料を頂くというもの。
第2回目の企画を練り上げているところで、1回目の実績も評価されての受賞でした。

今回目立ったのは、地域の伝統工芸品や古き良き日本への関心の高さ

東京ではよくあるITを活用したプランではなく、
地域の人や昔ながらの技術に目を向けたものが多かったです。

自分との対話、地域の方との対話を通して少しずつ固めてきたプランだけあって
みんな素敵なものばかり。

今回は割愛させて頂きますが、いずれ紹介できる機会があればと考えています。


幸雲南塾が今後も継続し、OBを輩出し、更に大きなコミュニティとなったときに、
雲南市は田舎で起業したい若者をさらに引きつけ、
「田舎起業といえば雲南市」ということになるでしょう。


これからの幸雲南塾の可能性は、尾野君のコメントからも感じて頂けるのでは。

「農村に集まる快感」

これまで人・モノ・金、あらゆるものが都市部に集まり、
農村はそれを指をくわえて見るだけだった。

それが今、地域で一歩踏み出したい人が続々と集う場になっている。
そういう重力を生み出せただけで、一つの成果と言えるんじゃないかと思っている。

海士でもそうだったけど、海士にいると、全国から様々なキーマンが視察に訪れるから、
むしろ東京にいるより色々な人に会えてしまう


雲南市もいま、ネットワークの重力が相当強くなっている。
そしてわざわざ松江や広島から人が集まるという快感

そして雲南市の定住、産業振興、福祉、その他様々な可能性へ発展していけばと思う。


何はともあれ、塾生の皆さん、まずはお疲れ様でした。
このつながりは一生の宝物になるはず。


最終報告会は終わりではなく、はじまり。


今後の塾生の活躍をこれからも応援していきたいですニコニコ


▼幸雲南塾の様子が取りあげられました
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001112190006


木曜日担当のみやじでした~