乳がん治療日記No.4《担当医の先生》 | 乳がんサバイバー5年め年金生活突入です

乳がんサバイバー5年め年金生活突入です

今思えばコロリン達夫婦は小学校の教科書に載っていた「蟻とキリギリス」のキリギリス生活を送っていたのだと年金生活になってやっと気がつきました
トントンの生活習慣病は自覚無しの危機的状況、コロリンは乳がんサバイバー5年目
現在節約生活頑張ってます

こんにちはヾ(@°▽°@)ノ

訪問ありがとうございます


昨年罹患した乳ガンを治療が時代遅れに
ならないうちにボチボチ記録しています

他の人の参考にはならないと思います
コロリンの乳がん治療奮闘記です
…………………………^_^

乳ガンの病名を素直に受け入れてからは
情報を求め迷宮の闇の中で漂っていました
調べれば調べる程不安は増すばかり


治療方法が確立された他の病気と違い
それは病院により医師により時期により
症状により個々に違うのです
最終患者本人が
納得して選びます

だからこそ他の意見を聞く
「セカンドオピニオン」が大変重要なのです


ガン治療は「確率」を元に割り出されていて
まだ100%大丈夫と言える正解が無いのです

治療をせず放置する選択まであります

これはまるでバクチみたいです

特に乳ガンは大変で
他のガンと違い
「5年間再発がなければ完治」でなく
再発の危険性は10年後まであるのです

10年後なんてお婆ちゃんになっちゃいます
痴呆で皆に迷惑かけて無いかの方が心配です

とにかくガン情報をインターネットや本で
暇に明かして調べまくりました
沢山の人のブログを読みあさり
様々な人生に触れました


……………………………


大学病院で行う手術に向けて検査か始まりました
血液/尿/心臓/呼吸器/MRI/CT/超音波

さすがですマンモの機械一つとっても最新式です
近所の総合病院とは段違いに上等です

何しろ手術は生まれて初めての経験です
本格的な人間ドックの経験が無いので検査の数々は
驚きと戸惑いの連続でした

最悪だったのが呼吸機です

中々思うように出来ずやっと終了して

ドアを開け廊下に出ると

ずっらっと順番待ちの人が並んでいて睨まれました

ふざけてた訳じゃなく( p_q)ドンくさかっただけなのに



MRIやCTや超音波検査もしました


折角だから身体中検査して欲しいのに…
そうはいかなくてあくまでも乳ガンに関する
範囲まででした
他に大きいガンが巣食ってたら乳ガンの治療が

無意味になちゃうのにねぇ…



担当医の先生の診察は数々の検査結果が出た後の
最初の診察から21日目でした

その日はトントンと娘も同行したので
狭い診察室は満員でした
仰々しく揃ってお話を聞きました

担当医の先生はとっても愉快なお医者様でした
インターネットから仕入れたコロリンの
抱えきれない知識と不安を


「『ガン』と言う名の悪性腫瘍には
変わりないけど…

(^_^;)そこまで深刻に考えなくて大丈夫だよ

軽いから」と笑いながら払拭してくれました

先生の横のコンピューター画像には
胸の胎内画像が映し出されていました
様々な角度から立体的にクッキリ
不気味な黒い丸いシコリが映っていました

コロリン思わず黒い丸いシコリを睨みつけ
恨みを込め心で消滅呪文をかけました


(-_-;)それで消えるならお医者は要らない
サイキックのマンガじゃないんだから


先生は検査で分かった結果と治療方針を
丁寧に話しだしました

検査の結果の説明は
理解力が減少し思い込みも激しいお年頃なので
間違いもあるかもしれませんがとりあえず

コロリンのガンはホルモン関連のガンで
抗がん剤はやっても効かないのでやらないと

そして治療は

右胸の温存手術
放射線
ホルモン剤
でした


手術は1ヶ月半後
それまでは術前診察が1回
手術まではホルモン剤を呑むことになりました

ホルモン剤だけでも効く可能性が全く無いとは
言えないが今の所は手術した方が確実との事


その日からホルモン剤を飲み始めました

何もせずあのまま1ヶ月半も手術までほって
置いたら神経がズタズタになりそうだったので
大喜びで飲み始めました

これであの黒いシコリからニョロニョロ触手が
伸びて身体中を這い回ってコロリンの胎内が
真っ黒になる妄想からやっと逃れられたのでした


ステージはリンパへの転移も無い様で
今は「ステージ1」との事でしたが正確な事は
手術してから判明するそうです


「手術は乳輪に沿って開くので傷は殆ど
分からないように出来る可能性もある」との事でした

先生の対応を見てると思いました
ガンはクヨクヨしてちゃ戦えないんだって
笑って笑って笑って楽しい免疫をフル活用して

やっつけなきゃってね


生命保険の「先進治療」も入ってる事を伝えた時
「この治療も数年前は先進治療だったんだよ」
って言ってました

出された治療方針が気に入り絶対必要と
思った「セカンドオピニオン」の事は
すっかりすッ飛んでました

…………………………………

結果
近所の総合病院での治療計画とは全く違います
抗がん剤も無いしその代わり放射線が入ります

「温存手術」と同じ名の手術でも
この病院の手術数を考えれば結果が
かなり違ったと思います


術後暫くは右胸にうっすら乳輪に沿って
線を引いたような傷跡と
放射線の黒ずみが残っていましたが

今はそれも消えて胸は普通です
傷も見えません
よく見れば左右の大きさが違いますが
自分で見ればで傍目には分かりません
鮮やかな手術でした

これは大病院だから出来るケアーだと思います
生活の質を保つ事を第一に最小限の治療で
最大限の結果を出す


もしシコリが再発したらその時全摘するのです
それでも今が無傷なのは嬉しい事です

相変わらずネガティブ思考のコロリンは

重箱の隅の心配を掘り出します

再発の危険/リンパ浮腫/放射線肺炎
ホルモン剤の後遺症などなど油断はしてません

これじゃガンに勝てませんよね

そこで再発検査の前に
坂東33観音巡礼も兼ねた温泉旅行をします
一石二鳥です


次回は生命保険の事にしようかなって思ってます