川越氷川神社「縁結び風鈴と縁結び風鈴まちなか」一番街に出現させた巨大ライトアップオブジェ | 「小江戸川越STYLE」

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「川越氷川神社 縁結び風鈴 ~8月31日」

http://www.hikawa-fuurin.jp/
『川越氷川神社 縁むすび風鈴』は、昔より“縁結びの神様”として信仰を集める川越氷川神社にて、天の川に恋の願いが届くように、また夜の神社でひとときの涼を楽しんで頂けるよう昨年初めて開催され、TVや新聞、雑誌、webなどで大々的に取り上げられた事もあり、10万人以上が来場し大きな話題を生んだ夏限定の祭事です。 
 当祭事では、幻想的なシンボルエリア「縁むすび風鈴回廊」に設置された色とりどりな江戸風鈴に、参拝者の方の願いが書かれた木の短冊を結びます。なお、今年は新たに風鈴が彩る「風鈴小路」も登場。より皆様に風鈴の風情や音色を楽しんで頂けます。

また、風鈴回廊の他にも、天の川をイメージして境内の小川に映像を投影する「御神水」エリアや、竹毬の影と光で和やかに演出した「竹毬風鈴オブジェ」など、境内を彩る様々な演出も実施され、日本の夏の情緒と非日常感を、参拝者の方に味わって頂けるようになっています。 徒歩圏内の小江戸川越蔵造りの街並みを巡りつつ、夏の日本の風景を感じることのできる『川越氷川神社 縁むすび風鈴』に是非ご注目ください。


川越氷川神社 川越氷川神社は今から約千五百年前、古墳時代の欽明天皇二年に創建されたと伝えれらています。室町時代の長禄元(1457)年、太田道真・道灌父子によって川越城が築城されて以来、城下の守護神・藩領の総鎮守として歴代城主により篤く崇敬されました。 江戸時代に入ってのちも歴代の川越藩主より社殿の造営や特別の計らいを受けました。現在の本殿には緻密な彫刻が施されており、県の重要文化財となっています。
また、昔より縁結びの神様としての信仰を集め、人々のご縁を取り持ってまいりましたのは、お祀りしている五柱の神様(ご祭神)にあります。




 



 




 
風鈴回廊
9:00 〜 21:00
「川越氷川神社 縁むすび風鈴」のシンボルエリア。11色の色彩豊かな風鈴が無数に吊り下げられており、参拝者は風鈴の音色をくぐって境内に入ります。 昨年に引き続き、参拝者の願いを木でつくられた短冊に書いて風鈴に結んで頂きます。(※後日奉納)美しい風鈴と涼やかな音色に包まれる、幻想的な風鈴回廊をぜひ皆様自身で感じてください。




竹毬風鈴オブジェ
9:00 〜 21:00
「神社らしい和のイメージを竹毬に重ね、境内にオブジェとして設置。竹毬の中に仕込まれたLEDライトが、木々と竹毬を光と影の演出で美しく浮かび上がらせます。」



天ノ川ノ、願イゴト
19:00 〜 21:00
川越氷川神社の境内を流れる御神水の水面に、天の川をイメージした演出照明を施します。
 都会ではなかなか見ることのできない星空をせせらぎの音とも楽しんでいただきます。地上に降りた天の川の風情をお楽しみ下さい。  




 
風鈴小路
9:00 〜 21:00
「風鈴小路」エリアが新設されました。風鈴の色が透明になり、中の短冊も川越氷川神社の社紋をあしらうなど、他の縁むすび風鈴とは趣が異なる仕様になっています。


今年の縁結び風鈴では、川越の商店街なども厚い協力体制でサポートしていて、

「縁結びまちなか」と題して、

一番街、時の鐘がある鐘つき通り、大正浪漫夢通りなどの街路灯でも風鈴を下げています。

氷川神社から風鈴を辿って街中を歩いてもらおうという趣向で、

氷川神社までの街中の道を風鈴の音に導かれて、

氷川神社からの帰りを、余韻に浸るように街中の風鈴の音色に身を任せる。

この夏、さらに川越の街がチリンと風鈴の音色に染まっています。

街で見かける風鈴に、氷川神社の縁結び風鈴と関係あるのかな?と気付いた人も多いでしょうが、

偶然でもたまたまでもなく、まさにこれらは連動して動いているもので、

今年初のこの一体感を感じて欲しいところ。

氷川神社に留まらず、年々注目も規模も大きくなって、

街を挙げての川越の夏の一大行事になっている縁結び風鈴。









(一番街)





(大正浪漫夢通り)


 


(立門前通りの彩之菓さん)

また、一番街から南、「昭和の街」では8月31日までの期間、

土曜日夜の営業を延長するカフェがいくつもあり、

よるごはん、よるカフェと題した「よるよるマップ」も制作して配布います。夜の散策が楽しくなるはず。
 


 

これに合わせて、蓮馨寺境内に光のオブジェ「ごえんの樹」を設置。

【街と人、人と人を「ご縁」で結ぶ】がコンセプトで、
訪れた人に短冊に願い事を書いてもらい、「ごえんの樹」に結んでもらおうというもの。

昭和の街に夏の思い出を形として残すことができます。 短冊の配布は毎週土曜、日曜を予定。
 


配布場所は昭和の街のお店数か所、「ごえんの樹」マークのポスターが目印です。
<川越中央通り>
・ワインスタンドPON!
・おむすびとワッフルの店 福々スタンド

<立門前通り>
・和菓子 彩乃菓

<蓮馨寺境内>
・松山だんご
短冊の配布など詳しくは下記の昭和の街の会のブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/shouwanomachi/archives/64635617.html


そして、今年の「縁結び風鈴まちなか」の大きな目玉、取り組みといえば、

一番街に出現したライトアップオブジェ「結縁橋(ゆいえんきょう)」です。これも今年初の試み。

NPO法人川越蔵の会が中心となって企画したもので、

街路灯に下げるだけでなく、大きなオブジェがあることでさらに注目を浴びるだろうと意図した。

一番街商店街などが協力して組み立てます。

2016年8月3日、早朝から一番街の鍛冶町広場に集結した蔵の会と一番街商店会の面々、

すでにもう暑さで汗が噴出してくる。

ちなみにこの組み上げの様子は、日本テレビも取材に来ていました。
 


広場の入口に構造材を組み上げて、竹の短冊を1000枚ほど吊り下げようというもの。

この竹の短冊も、蔵の会が竹を切って手作りしたもので、ペットボトルのキャップに下げます。

ライトアップオブジェ、木の構造材を組み上げ・・・と聴いて、

あのライトアップを思い出す人もいるかもしれません。

そうです、3年近く前に、札の辻に作った「時の架け橋」です。

(2013年川越ライトアッププロジェクト

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11744541572.html

この時と木材も組み上げ方も今回と同じ。

上のオブジェは解体した後も保管してあったのですね。

以前のライトアップではペットボトルを下げていましたが、

今回は竹の短冊を新たに制作し風情を醸します。



(一番街商店街女性チームが竹の短冊を下げていく)


そしてオブジェ組み上げの方はというと、

「俺達に任せろ!」と蔵の会と一番街の男たちが担当、

組み上げは男たちによる力仕事が鍵となります。

まず、木材を4本使って縦横に♯の一組を作る。

この一組を作るのも大変で、一本一本が重い木材を数人がかりで組み合わせます。

二つの♯を作ったら重ね合わせ、合わせると小さなアーチになる。



 

まだアーチ・・・と呼べるものではありませんが、

二つの♯を合わせた図です。

これが巨大な「橋」になるなんて、まだまだ誰も実感できないことだった。。。

このアーチに、また別の♯を重ね合わせ、と大きくしていくわけですが、

数が増えていく分だけ重くなり、男たちの悲鳴が大きくなっていく。。。

「さあ、持ち上げるぞ!!」

「ここ誰か支えないと!」

「いくよ!せーの!!」

「ちょっと待って!向きが違うって!」

汗を滴らせながら、新たに♯をまた一つ重ね合わせた。

一つ増えると橋感が出てきて、それらしく見えてきます。



(3つの♯が組み合わさっています)

そして、また一組の♯をこれに噛み合せる。

上のアーチの端を持ち上げて新しい♯を噛ませるので、進めば進むほど全体が加重していきます。

こんなことをよく人力でやるなというほどの重さ。。。

「さあ、持ち上げるよ!」

「いっせーの!!」

「ああ!ダメダメ!ずれてる!!」

「入ったよ!!」


 



ここまでくれば、まさに橋のように見えてきますね。

これで完成??

いえ。見る者を圧倒する結縁橋というからにはまだまだ未完成。

これに最後の一組を合わせて完成となる。ここからが本当の正念場です。

数組の♯を合わせたこの構造体を歯を食いしばって持ち上げ、一瞬のうちに最後の一組を噛ませる。

大仕事を前に、休憩して鋭気を養います。

表情が引き締まる蔵の会に一番街商店街の男たち、いや、漢たち。

商店街の人たちは、これから営業が始まるという朝の時間に、

もうすでにクタクタになったようなグッタリした表情。

がしかし、縁結び風鈴を楽しみに来る人に一番街でも楽しんでもらうように、

残る力を振り絞って結縁橋を完成させようとしていた。

「よし、それじゃあ、最後いこうか!!」

最大の難関、最後の一組を合わせる。。。
「せーのっ!!」
「うわあ重い!!」

呻き声なのか悲鳴なのか、そのどちらもが含まれた声を出しながら、

全体を持ち上げ、すぐさま合わせる。

「よし!入った!!」

一組一組必死に合わせてきて、出来上がった全体を離れて見ると、

こんな立派な橋を組み上げたんだな、と感慨深い。

力を合わせると、橋も人力で作れてしまうんですね。

それはそれは見事な橋が、鍛冶町広場についに出現しました。

 




 
これで構造体は完成。この橋に、女性チームが制作してくれた短冊を通していきます。

風鈴ではなく竹の短冊というのも、風情があって良いもの。




 




 





結縁橋、ここに完成!

氷川神社に行く時に、帰って来る時に、

橋をくぐると縁が結ばれる?結縁橋に立ち寄ってください。

夜になるとライトアップして幻想的な橋になります。


氷川神社の縁結び風鈴は8月31日まで。

結縁橋の展示は、8月29日までです。(そしてまた、人力で解体していく。。。)


「川越氷川神社 縁結び風鈴」

http://www.hikawa-fuurin.jp/