川越style「Hamano-ya(ハマノヤ)」作家さんの手しごとを集めたセレクトショップ | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

暮らしを豊かにするモノたち。
 

作家さんの手しごとを集めたセレクトショップ、「Hamano-ya」さん。

2015年5月にオーブンし、その後、2019年10月18日移転リニューアルオープンしました。

お店があるのは、一番街に平行する裏道、寺町通り沿い。

寺町通りはその名の通りお寺が点在する通りで、ゆったりとした空気が流れているのが特徴。その通りに、そっと佇むようにHamano-yaさんの建物があります。

寺町通りには、川越の醤油蔵「松本醤油商店」さんがある。

松本醤油商店さんから北に進んで左手、同じ並びにあるのが、Hamano-yaさん。

ちょうどレンタル着物かんださんの向かい、岡田ミシン商店さんの隣です。

寺町通りは養寿院、菓子屋横丁まで繋がっており、そちらからも同じ通りで行くことができます。

 

また、一番街からは、埼玉りそな銀行向かい路地を入っていき、突き当たりのT字路の行傳寺を左に曲がって進むと右手に見えてきます。
寺町通りは一番街に平行する裏道で、色んな方向から辿り着くことができます。

通り沿い、一軒家を改修してリニューアルオープンさせたHamano-yaさん。

「Hamano-ya(ハマノヤ)」ギャラリーと手しごといろいろ

川越市末広町2-1-19

10:30~17:30

主に火曜日・水曜日休み(祭日の場合営業)

090-4535-6647

Instagram:

https://www.instagram.com/hamano_ya/

Facebook:

https://www.facebook.com/Hamano-ya-388219028032576/

 


(お店の看板犬、マム店長)

Hamano-yaさんは、建物全体がお店になっています。

まるでお家にお邪魔に来たという気持ちで入口の扉を開くと、マム店長が元気にお出迎え。

中に入ると、古い建物をそのまま生かしながら、和モダンなお店として衣替えされているのが伝わってくる空間。

一階が販売・カフェスペースで、二階がワークショップスペースになっています。

商品や什器も合わせて、この建物全体の雰囲気の調和が作られていました。


川越では他ではあまり見られない雑貨類が並んでいる店内。

上質・上品でありつつ、親しみがあり、遊び心もスパイスとして降りかかっていたりしている、そんな作品が並んでいます。

Hamano-yaは、オーナー浜野さんの目利きによる作家の作品が並んでいる。

暮らしのセレクトショップとして扱っている作家さんは30人ほどで、一点物が数多くあります。

また、Hamano-yaに向けたオリジナルの作品を制作している作家もいて、ここにしかないものが多いのが特徴。

雑貨店で作家による作品を中心に扱うお店というのは実は少ない。

それは、作家個人の手仕事による作品ということです。

大量生産の雑貨であれば注文すればすぐにお店にやって来て販売することができる。

しかし、作家ものの作品となると、そうはいきません。

作家個人の制作だと仕事のペースもあって、完成までの日数が読めないこともある。

あくまでそれは、商品であり、作品なのです。

手仕事の作品のため、細かいところまでこだわり、長く使えるのが作家ものの利点でもあります。

作家という個人の発想ならではの、思いもよらぬ作品が出来る面白さもあります。

 

お店と作家。

 

Hamano-yaさんと作家さんは、お互いの信頼関係が築かれていて、素敵な作品が生まれる循環が出来ています。

Hamano-yaさんが作家に寄り添うのは、何よりそのものが唯一無二である魅力があるからこそ。

作家の気持ちを感じさせる手作りであるからこそ。

顔の見える人が作ったことが分かり、人と人の関係があるからこそ。

お店としては、作家との関係は他のお店では手に入らないものを扱う強みになるし、作家の手仕事を支援する意味もある。

Hamano-yaではオープン当初から扱っている作家も多く、同じ作家でも定期的に新作が入荷され、時期によりテイストの違う作品も提案して季節感を演出してきました。

作家もHamano-yaと共に歩みながら成長し、Hamano-yaに作品を提供しながら自身の制作を考え、自らと作品を深化させてきた軌跡があります。

作家の制作活動に寄り添い、並走する姿勢を大事にしてきたお店。

そうして、Hamano-yaは、独自の世界観ゆっくりと広げてきました。

Hamano-yaの主な作家さん

・itto
https://www.instagram.com/itochin5/
・Kaori Tanaka
https://www.instagram.com/koriolistextiles/
・fare19
https://www.instagram.com/zakka_fare19/
・and A.
https://www.instagram.com/and.a_rento/
・コナヤ
https://www.instagram.com/konaya578/
・kurokuma
https://www.instagram.com/kurokumaart/
・キャンドルスクール川越 Twin Tail (ツインテイル)
https://www.instagram.com/twintail28/
・chika
https://www.instagram.com/chikabon55/
・gacci
https://www.instagram.com/gacci_98/
・イトロツキ
https://www.instagram.com/itorotuki/
・itsuka glass works
https://www.instagram.com/itsuka_ito/
・アトリエ ド ノラ ★刺繍★atelier de nora
https://www.instagram.com/atelier_de_nora/
・choco/刺繍小物
https://www.instagram.com/choco_hariito/
・mujina木工房 尾池 豪
https://www.instagram.com/mujinacraft/
・MapleBuckets -メイプル バケツ-
https://www.instagram.com/maple_buckets/
・ma.dew.
https://www.instagram.com/ma.dew._____mari/
・matahari

・S.knit
・piece

それに、コブタ社さんのグラノーラも定番人気
・グラノーラとコーヒー コブタ社
https://www.instagram.com/kobutasha/
 

こうした建物の雰囲気を見ると、お店には、年配のいかにも職人さんが作ったものが並んでいるイメージをしがちですが、実は・・・Hamano-yaの作家さんは若手作家が多というギャップが楽しい。

技術を充分に磨き今の時代の感性を存分に注ぎ込まれたものたちは、やはりこの世代にしか作れないものでもある。
職人の精緻な技術も惚れ惚れしますが、妥協しないでどこまでも自分を追い込んでこだわるエネルギーは若いからこその特権。
落ち着いていない、型に収まっていない、制作に向かう純粋な、
「いいものを作りたい」という気持ち、Hamano-yaの作家さんにはエネルギーを発してくるのを感じる。


Hamano-yaの浜野さんが好きで通っているというのが、雑司ヶ谷の鬼子母神の手創り市。鬼子母神の手創り市は、会場の鬼子母神と大鳥神社にたくさんのお店が並び、賑やかな雰囲気の市。出店しているのは、雑貨やアクセサリー、陶器のお店や、パンや焼き菓子、コーヒーのお店などあり、どれも素敵なお店ばかりです。手創り市に出展している作家さんのものを浜野さんは自分で使用し、良いと思ったものをHamano-yaでも紹介したりしています。
手創り市は今や都内だけでなく日本を代表するようなイベントで、審査を経て出店する作家さんはクオリティーがとても高く、今の感覚の手仕事品がずらりと並んでいる。
川越から手創り市に遊びに行く人は多いと思いますが、手創り市で活躍している作家さんたちが、Hamano-yaさんの橋渡しで川越で紹介されている今がある。

 

店内にはちょっとしたカフェスペースもあり、主にドリンクを提供しています。

ゆったりと過ごしながら場に浸ることができます。

建物の雰囲気を感じ、味わい、物たちに込められた想いを感じながら、ただ座っているだけでも楽しい時間。

メニューは、コーヒー、ティー、ラテ、ココア、CEEDOビール、アフォガード。


 

また、Hamano-yaさんでは、二階で様々なワークショップを定期的に開催しています。

こぎん刺し、モロッコカゴなど、他ではなかなか体験できない個性的な内容と、この空間という組み合わせは、ワークショップのひとときをさらに特別な時間にしてくれる。


・こぎん刺し絵糸
https://www.instagram.com/kogin_eito/
・あっ子(モロッコカゴ講師&Bon子屋)
https://www.instagram.com/bon11911/
 

一番街は蔵造りの町並みが残ることだけでなく、周辺には、古い建物が数多く残っていることを、Hamano-yaさんのようなお店がオーブンすることで再確認するところがあります。


この寺町通りを通ることはあっても、今までこの古い建物のことは特別意識はしていなかったのでは。
しかし、古い建物を活かしてお店をやりたいという浜野さんのアンテナがこの建物を掴み、お店をオーブンさせたことで、私たちは「川越にまだこんな素敵な古い建物が残っていたんだ」と知ることができた。
お店としてあることでその建物の中に足を踏み入れることもできるし、そこで過ごし、楽しむことができるのだ。


Hamano-yaのオーナー、浜野さんは花に携わる仕事を続け、同時に、古いものが残るこの一番街周辺でお店を開きたいという思いをずっと抱いていました。
ようやく、ここだ、と思える場所として納得できたのがこの建物だった。
ここに至るまで、二年も思い続け、探し続けて出会えた建物でした。

その後、移転後もHamano-yaの根幹となる世界観を大事にしてお店を創り上げています。


「もともと古いものが好きで、古い建物に手を加えて上手く生かしたお店をやりたかったんです」
 

古さが味を醸し出しているような建物の壁に頬を緩めながら、まるで我が子を慈しむような瞳でお店のそこここを撫で、浜野さんは穏やかにそう語った。

浜野さんはお店の店主の顔の他に、今でも花のアレンジメントの講師を務めることがあり、埼玉県ふじみ野市の納屋と季節の畑あそび 「78nanahachi」さんで、「生花のクリスマステーブルアレンジメントづくり」、「しめ縄ガーランド」などの会を担当しました。

・78nanahachi*Rico
https://www.instagram.com/78_nanahachi/?hl=ja
 

南北に走る一番街をメイン通りにしたら、その東西に延びる脇道にも面白い発見があるのが川越の特徴。

旧城下町の町割らしく、細道が入り組んでいるのが特徴で、近年になってそうした落ち着いた脇道・細道に個人店が続々とオープンして独特な文化を形成しています。

特に、一番街の西側の路地裏には個人店が多く点在し、川越の個人店を巡る路地裏散策はもうすでに定着している楽しみです。

Hamano-yaさんがあるのが、まさにそんなエリアの中。

一番街の埼玉りそな銀行向かい路地を入っていった通りが、通称「出世横丁」。
このような脇道は一番街には特に多くそこかしこにありますが、出世横丁は個人店が軒を連ねている。

今までだと落ち着いていて風情を楽しむ通りとして知られていましたが、
ここにきて新たに個人のお店が通りのあちこちに誕生しています。
通りの風情とリンクするように、上質な物と美味しい物と時間を提供するお店が建ち並んでいます。
路地を入るとすぐに着物の右左さんがあり、隣には雑貨のサニーサイドテラスさん、

そのまた隣には飲食店のMieCoco、少し歩いていくと、MIMI DINER、

これでもかと素敵なお店が軒を連ねる川越の中でも稀有な通り。

昔の風情と新しく出来たお店の融合が、他にはない貴重な雰囲気を醸し出します。


行傳寺からは菓子屋横丁はすぐで、まっすぐ北に進めば辿り着き、川越ベーカリー楽楽さんや焼き菓子komugiさんもそこにある。

ちょっと休憩したいなら、札の辻から川越市役所へ行く本町通り沿いにあるカフェBanonさんも歩いてすぐです。

この地域は、一番街の蔵造の町並みが絶対的魅力ですが、裏道に色々なお店が点在していることが魅力。

たまたま脇道に入って来る人、雰囲気を感じて何か見つかるかもしれないと好奇心で入ってくる人など様々。もちろん、目的のお店を目指して歩いている人も多くいます。
そして、この周辺だけで何店もの雑貨屋巡りができることは、実は地元の人にも広く知られていないこと。

(出世横丁にある「ベトナム小粋雑貨サニーサイドテラス」さん)
松本醤油商店がある醸ん楽座にはガラスのBlue moonさん、養寿院の山門前門前通りには「はるりKINUMO」さん。
歩いて回れる距離でこれだけの雑貨店があることは川越の人にもっと知られていいはず。
ぽつぽつと点在していた状況から、いろんなお店ができて今や「エリア」を形成しています。
それぞれのお店に個性があるので違いを楽しむこともでき、また、一番街の重厚な蔵造りの町並みに呼応するかのように、どのお店のモノも質が高いことがいえます。

なぜ、こんなにも一番街周辺で新しいお店のオーブンか続くのか?
それは、この地域には手付かずの古い建物がたくさん残されていることがあるし、なにより、「古い建物を生かしてお店をやりたい」と考える人が今とても増えていて、場所と人の両面が合致してうらいちを形成している。
それにこの地域のお店は、物の質の高さも特長的ですが、「建物」という切り口で見ても素敵な場所がたくさんあって、お店巡りと建物巡りが同時にできてしまうというエリア。


Hamano-yaがある寺町通り周辺は、これからの川越で注目の通りになっていくはず。
事実、以前と比べて歩く人の数も随分と増えているように思います。
まるでクレアモールに対する八幡通りのような通りで、一番街を散策し、帰りは違う道を行ってみよう、

脇道に入り落ち着いた寺町通りから駅方面へ歩いて行くような。
だから寺町通りは夕方になると歩く人が増えるというのも、それを物語っているよう。

 

Hamano-yaさんは、自店の展開のみならず、時に外部のイベントに出店する時もあり、ファーマーズマーケット出店はお馴染み。

ウェスタ川越で開催されている、くらしをいろどるFarmers' Marketでは、お店で人気の雑貨などをそのままウェスタ川越のブース内で再現。人気のブースとなっていました。

今後もファーマーズ出店でも見かけることがあるでしょう。

(川越style「くらしをいろどるFarmer's Market」ウェスタ川越・ウニクス川越

https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12568373449

 

これからも、作家の手仕事にそっと寄り添う姿勢を大事に。

 

Hamano-yaから、豊かな暮らしを提案していく。

 

「Hamano-ya(ハマノヤ)」ギャラリーと手しごといろいろ

川越市末広町2-1-19

10:30~17:30

主に火曜日・水曜日休み(祭日の場合営業)

090-4535-6647

Instagram:

https://www.instagram.com/hamano_ya/

Facebook:

https://www.facebook.com/Hamano-ya-388219028032576/