川越style「Kirari Work&Shop」小江戸蔵里 2014年12月21日 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


 

今年を思い返せば、毎月のように川越市内各地で開催されてきたハンドメイド雑貨市。

 

ハンドメイド雑貨を作る人も購入する人も川越に限らず今大勢いて、

その熱を一年を通して体感してきました。

そして。
これが2014年川越の最後の雑貨&ワークショップイベントとなりました。

毎回冬至開催が定番となっているので、12月の慌しい時期になると、

ふと落ち着きを求めるようにこのイベントのことが自然と思い浮かんできます。
クリスマスを彩り、川越の一年の締めくくりにふさわしい内容で、

その中で今回は新しい方向へ進み、また、

今までにない顔触れが揃った形へと進化を遂げていました。
毎年来ているのでその変遷が感慨深い。

2012年からスタートし、年々スケールが拡大していき、

2014年冬至、今年川越で起こった新しい風を取り込んだ今までにない形へ。

 

12月21日(日)に小江戸蔵里で開催されたのが、

 

「Kirari Work&ShopとKawagoe Candle Night」です。




 

全体の時間が11;00~19;00までで、

 

昼間は雑貨&ワークショップのイベント、夜がキャンドルナイト、と

二つが一体となった形で、一日を通して広場で開催されたイベントでした。

 

11:00~16:00までが
<Kirari Work&Shop~蔵里で創るクリスマス~>です。

 

クリスマスにぴったりのあったか可愛いワークショップとハンドメイド雑貨販売
出店数:9店舗
①pomier  ワークショップ&布小物販売   *
②Gris blue ワークショップ&アートフラワー販売  
③atelier LABOR ワークショップ&ステンドグラス雑貨販売  
④koyuri kawagoe knit ワークショップ&ハンドメイド雑貨販売 
⑤彫紙アート COLORS 日本生まれの彫紙アート作品展示&雑貨販売
⑥腕時計工房dear ワークショップ&販売 
⑦++andante++ ワークショップ&ハンドメイド雑貨販売 
⑧Ponto:STAMP ワークショップ&販売 
⑨キャンドルスタジオ川越Twin Tail ワークショップ 

 

17:00頃~ <Kawagoe Candle Night~2014 Christmas~>
第4回目のキャンドルナイト。
キャンドルの優しい灯りのもと、ゆったりとした時間をお過ごし下さい。
日没後は気温が下がりますので、どうぞ暖かくしてお越し下さい。

 

*Kuri Candle他キャンドルアーティストによる本格キャンドルアート作品展示。
*川越在住書道家 秋山紅樹&キャンドルスタジオ川越 書×キャンドル コラボ作品展示。
*初参加 ウニクス南古谷ハンドメイド雑貨BOXショップ
<天使の小箱>の作家陣によるキャンドルアート作品展示。
      
17:30~18:00頃まで
エンターティメントゴスペ ルクワ イアー 
~The wonderful voyage~Glorious Crewによるステージ
約30名による迫力の歌声を、キャンドルの灯りのもとお楽しみ下さい。
曲名:christmas medley他

 

イベントの全体を通した主催は、キャンドルスタジオ川越TwinTaiさんです。

 

川越にある唯一のキャンドルスタジオで、

日本キャンドル・ハンドクラフト協会指定校であり、

キャンドルアーティスト認定講座から、出張キャンドル講座も行っています。

 

出張キャンドル講座は今月川越だけでも各地で開催し、

 

さいたま市、狭山市でも開催しています。

キャンドルを作る楽しさ、キャンドルを灯す癒しをこれまで提供してきたTwinTailさん。

そして、毎回楽しみにされている方が多いと思いますが、

TwinTaiが川越の街に贈る盛大なプレゼントが、キャンドルナイトです。

TwinTailの有田さんをはじめ、繋がりのあるキャンドルアーティストの方々が作品を集結させ、

蔵里の広場で冬至の夜に灯す一夜限りのキャンドルナイト。

このかけがえのない時間を作ることで、

川越でキャンドルの魅力を感じてもらい、身近なものにしてきたTwinTail。

この日は、昼間はキャンドル作りのワークショップ、

夜はキャンドルを並べ点灯していくキャンドルナイトへ、と一日を通して動き回っていました。

 

昼間のイベントでは、雑貨販売のみならず

 

ワークショップが多いのが特徴で、有田さんのこだわりでもある。

作品を作った作家さんが販売し、

作家さんがワークショップの講師として教えてもらえるブースがいくつも用意されていました。。

特に今回からさらに手作りのワークショップが増えて充実し、

どれもこの時期らしいクリスマスを意識した手作り体験が並びます。

出店者のテイストも似ていて雰囲気に統一感があり、

有田さんが考える、手作り体験がたくさんある温もりあるイベントが実現していました。

 

11時のイベントスタートから人が途切れず、お目当てのところへ駆けていく子どもたち、

 

あちこちのワークショップブースへと入っていきました。
その賑わいに、このイベントが川越に定着し、根付いてきていること感じます。
中でもキャンドル作りはやはり好評で、このイベントの看板的存在。

雪だるまキャンドルとクリスマスツリーキャンドルの2種類の手作り体験ができ、

ブースは最初から最後までずっと人が途切れませんでした。


 

 




10分~30分で制作できるキャンドル。みんな上手に作っていました。

出来上がった雪だるまを大事そうに抱えている子どもたちが印象的。

 

koyuri kawagoe knitさんも、ハンドメイド雑貨販売と

 

クリスマスらしいワークショップを体験できました。

koyuriさんは毎回人気のブースです。



 

COLORSは志木市にある彫紙アートの教室で、
このイベントには前回も出店しています。

 

 

 

彫紙アートは今から13年ほど前に誕生した日本生まれのもので、
紙をカッターで彫り、彫った紙を何枚も重ねて一つの作品にする。

この日も人気だったダルマのポストカードなら、

一枚の紙に顔の輪郭を彫り、

別の色の紙に目の部分を彫り、と重ねていきます。

一色ごとに紙を重ね、

カッターでフリーハンドにより彫る手仕事の技。
埼玉県で習える教室は限られ、COLORSは貴重な場所となっています(体験教室もあり)。

 

紙という素材、手で彫るという手仕事、それを重ねていく趣向、
川越は紙を好きな人が多いし、その作品は見れば見るほど川越の雰囲気にぴったりな彫紙アート。
ただパッと見で人に凄さが伝わらないのが惜しい。

 

単にポストカードに見ていた方もいたと思いますが、よく見た時の紙のカット技術に目を見張る。

川越で人気になるだろうと思った通り、じわじわと広がり、今回も多くの方が手に取っていました。

来年以降、川越でも見かける機会が増えていきそうです。

 

腕時計工房dearさんのワークショップ&販売では、

 

時計作りの体験ができ、30分以上掛けて熱心に取り組む方の姿が見られました。

川越ではめったに体験できないワークショップなので、皆さん興味津々でした。

 

Pontoさんは、消しゴムSTAMPのワークショップ&販売。

 

 

腕時計工房dearさんやPontoさんは、神奈川から千葉からの出店。

 

特にPpntoさんは2014年7月21日に蔵里で開催されたアート・クラフトイベント
「Kokage Market」 in 川越 小江戸蔵里にも出店していた方。

木陰で涼むように楽しんでもらいたいというコンセプトのイベントで、今年新たに始まったもの。

来年4月には、HinataMarcheを同じく蔵里で開催予定となっています。
Pontoさんは京都、静岡などのクラフト市にも出店する行動派で、
「静岡は今、雑貨イベントが凄く多いですよ」
と話していました。

物を作る作家さんの熱と行動力もまた、今年強く感じたことでした。


Gris blueさんは今年川越の旭町にオープンしたばかりのお店で、このイベントには初出店。

素敵なしめ縄飾りがたくさん出品され、ワークショップにも多くの方が参加していました。


 

 


 

 

TwinTailの有田さんが出店依頼したことからこの日を迎えていました。

川越の新しい感性を取り込みながら、進化していっているのを感じます。

Gris blueのことは来年、詳しく伝えられたらと思います。

 

いろんな雑貨市を見ていると、時間帯によって人の波があるものですが、

 

このイベントは終始人が途切れないのが印象的でした。

そして広場では、あの猫たちもイベントを盛り上げました。

今回はクリスマスバージョンで登場。ミケさんとクロミです。





普段は一番街の中市本店さんに登場していますが、

今年は大正浪漫夢通りの真南風さんや蔵里など、

川越のあちこちから声がかかることが多くなった二匹。

特に、川越のマスコットキャラクターときもと競演したのは、

二匹にとって今年思い出深いものだったはず。
二匹が登場すると、広場にいた子どもたちはワッと集まり、

そんな子どもたちを二匹は抱きしめ、たくさんの子どもたちと記念写真を撮っていました。


16時。一日を通して賑やかだった蔵里の広場も、ようやく落ち着いた時間となりました。
最後の一人がキャンドル作りを完成させると、

「Kirari Work&Shop」の終了とともに、
2014年の川越で開催された最後の雑貨&ワークショップイベントがこれにて無事に終わりました。


 

今年の川越は本当に雑貨イベントが多かった。

 

それもこの蔵里の広場を会場とするものが多く、ここが中心地でした。

来年もまたこの広場でたくさんの雑貨市が開催されるでしょう。

2015年予定されているイベントはすでにいくつもあり、

今から着々と準備は始動しています。

 

会場の撤収が始まり、

 

同時に会場のセッティングが慌ただしく始まります。


椅子が並べられ、それまでキャンドル作りの講師を努めていたキャンドルアーティストの方々が集まり、

広場の地面を見ながら確認し合っています。


そして、一つ、また一つ、とキャンドルを置いていく。

 

 




小さな炎を見つめながら過ごすかけがえのない時間。

一年の締めくくりにふさわしい、静かで温かい、もう一つの大事なイベントが始まります。

いよいよ、キャンドルナイトの時間となりました。

続く。


 

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