「UNICUS南古谷ウェディング」天使の小箱Hand madeふぇすたと共に | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

2014年10月26日、その日はきっとお二人や御家族、御友人の方だけでなく、

地域の人みんなが忘れられない日となったと思います。

地域の人を地域の人がお祝いする、

最後に空に舞い上がったたくさんの風船をみんなで見上げながら、

こういう結婚の形も素敵なことだと思いました。


地域で祝福した結婚式会場となったのが、川越にあるUNICUS南古谷。

記念すべき10月26日は朝から良い天気で、お二人の門出を祝福しているような青空でした。

午後1時の式スタートに向けて、プラザ棟1Fイベント広場では、

白とピンクの風船の巨大アーチ、赤い絨毯、壇上の設営、と式場の準備が終わり、

新郎新婦による式リハーサルも終わりました。


普段UNICUSのイベント広場は、音楽など野外イベントがよく行われているところで、

UNICUSにとってこの広場は、

市民が集い、交流を深めてもらおうとする場であります。

その中で、一年にたった一度だけ、

特別なイベントがここで開催されているんです。

それが、

UNICUS南古谷ウェディング。


イベント広場が特設結婚式場へと姿を変え、

UNICUS南古谷全体の総力を結集して、お二人のための式を挙げます。

ウェディングは毎年開催されていて、今年でなんと11回目の開催となりました。






UNICUSは、埼玉だと南古谷の他に、

上里、伊奈、三芳、秩父、鴻巣、吉川に展開しているショッピングセンターです。

それぞれのUNICUSが独自の一大イベント、例えばジャズイベントなどを開催していて、

南古谷が考えたのがウェディングでした。

ショッピングセンターで式を挙げるのは、例を見ない珍しい試み。

そこには、地域への思いを込めた、UNICUS南古谷らしい考えがありました。


UNICUS南古谷は、2003年の開業以来、地域の方に親しまれ、

ショッピングにフードコートにシネコンにボーリングにスポーツジムに、

一日をそこで過ごす方も多くいる、地域に根差した施設です。

UNICUS南古谷ができたことで南古谷の風景はがらっと変わり、 人の流れも変わった。

川越市内にはいくつものショッピングセンターがありますが、

UNICUS南古谷ほど地域に根差して一体となっているところはないと思います。

南古谷の地域性があると思いますが、

地域の人のコミュニティ、それが良い形で実現しているのがUNICUS南古谷です。


UNICUSが考えた「地域に貢献したい」。

そこから、地域の人の結婚を祝福し、その式のお手伝いをして、地域の人みんなで祝福してもらう、

そういうアイディアが生まれてくるのが南古谷らしいともいえ、

開業以来毎年のように開催されて、11回も続いていることがなにより南古谷らしいです。


野外イベント会場を結婚式場とし、

UNICUSらしい豪華な演出と趣向を織り交ぜ、

UNICUSに来られているお客様にも式に参列してもらう。、

お二人の本物の挙式を、地域のコミュニティで執り行うものでした。


「UNICUS南古谷で結婚式を挙げませんか」


その募集が行われたのが、2014年6月のことでした。

応募要件としては、年代問わず、式を挙げられていない方で、

川越在住でUNICUS南古谷を利用したことのある方。

これまでUNICUSで挙げた式も幅広い年代で、地元在住の方でした。


10回開催してきたこともあり、ウェディングは南古谷の人にとっては毎年恒例のイベント。

過去の結婚式の様子を生で見ている方も多く、

「次回は自分達も応募しよう」と考えている方もいる。

今年もすぐにたくさんの応募があり、

UNICUS南古谷の担当の方も相当悩まれたようです。


それぞれの事情で、式を挙げられなかったカップルはこれまでたくさんいたそう。

式を挙げる予定だったが、急遽転勤が決まってバタバタした状況の中、

「落ち着いたら挙げよう」と月日が経ってしまった方。

今までの10組には10組の事情があり、今年もたくさんの応募があった中で、

UNICUSの方々は一組一組の事情をじっくり受け止めた。
その中の一組、

「ぜひこのお二人をお祝いしたい」と決まり、

10月26日に向けて、お二人と打ち合わせを重ね、準備は着々と進められていきました。


「地元密着で、地元に貢献しようと始めたウェディング。

今回のお二人は、UNICUSのすぐ近くに住まわれていて、

ご家族の方も含めて日常的に利用されている方だったんです」

と話すUNICUSの方。


「お二人のお話を聞かせてもらった時に、とても好感を持てるお二人でした。

みんながお祝いしてくださるだろうなと思ったんです」


この日の同時開催として、

ウェディングに華を添えるアーティストライブがあり、

バルーンアートが施設各所を回ってプレゼントしたり、

お二人のウェディングを盛り上げようと、

施設各所に設置されたスタンプを押すスタンプラリーも行っていました。


さらに、UNICUS南古谷に入っているお店がお二人のために、

タリーズコーヒーがテディベアをラッピングして用意し、

さらにマグカップにタリーズのチケット、

音楽教室ミュージックポートによる演奏、

Riso&Risoがスタンプラリーのプレゼントにお菓子の詰め合わせを用意、

ウニクスボウルの無料券、

ユナイテッド・シネマの招待券、

LOVE LOVEが結婚指輪を用意、
タキシードとウェディングドレスは狭山市にあるベルヴィ アズグレイスの提供、と

プレゼントが贈られ、式にまつわる全てが用意されて、

UNICUS南古谷が総力を挙げての結婚式を実現しました。


そして・・・

新郎新婦に贈るフラワーリースを制作していたのが、

UNICUS内にある天使の小箱でした。


天使の小箱もウェディングには毎年のようにプレゼントを用意していて、

今年は、

リボンにお客さんにお祝いのメッセージを書いてもらい、
それを飾り付けるフラワーリースを制作する予定でした。

午前中から外の特設ブースでメッセージを書き込むお客さん。

100人の方がリボンに、「ご結婚おめでとうございます」など書かれていました。





11回目の開催、地域の方もウェディングのことは分かっていて、

地域の場で挙げるウェディングらしく、過去に参列した人もいたし、

知り合いを辿った先にウェディングを挙げた人もいるという近い距離の結婚式です。。

だから皆さん自分の事のようにウェディングをとらえ、

知り合いが式を挙げる気持ちでメッセージを書き込んでいきます。

UNICUS南古谷だけでなく、地域の総力を挙げてのウェディングです。


書いてもらったリボンを

フラワーボールに付けていく天使の小箱の大谷さんたち。




この日は、UNICUS南古谷ウェディングがあり、

自身のお店天使の小箱のイベントも合わせて外で併催していたので、

UNICUS全体が祝福と楽しい雰囲気に包まれていました。

『第7回天使の小箱 Hand madeふぇすた in UNICUS南古谷』。

フードコート前スペースに、天使の小箱講師陣などの手作り雑貨などのブースが並びました。






UNICUS南古谷にある天使の小箱は、

レンタルBOXにさまざまな講習を受けられるお店として定着しています。

Hand madeふぇすたは春と秋、UNICUSで年二回開催していて、

小江戸蔵里でも二回開催してきました。

今回のイベントも天使の小箱の力を結集したブースが並んでいます。


販売ブースには、
ジャンルの違う作家さんそれぞれに、様々な作品が並びました

・kazuyo{陶器}
・tmhome95{リボンストラップ・粘土雑貨}※
・~tam.J~ beads&craft {ビーズアクセサリー・ナチュ系雑貨}
・ビーズ作品では、クリスマスリース・クリスマスツリーストラップなどを販売し

・工房かしの木 福島 {とんぼ玉アクセサリー
・Chiharu {布小物・レジンアクセサリー}
・KIRIN {お子さまヘアゴム
・ジュエル・BOX {和小物・ビーズ
・YANAIHISAKO {パッチワーク}
・わいわいしょっぷ {ビーズマスコット}
・Deco chyuu {フェイクスィーツデコ}

・小箱 yume chan♡さん {布小物
・小箱 kamechanさん {ビースストラップ}
・小箱 ぶ~にゃん {UVレジンアクセサリー}
・小箱 4bu-8 さん {UVレジン・ネイルチップ・陶器
・小箱 SweetCherry {ドール雑貨・布小物}






実演販売ブースは、
その場でお客さんに合わせて描いたり、作ってもらえるブースです。
こちらもたくさんのお客さまが参加。

・想形文字:小畑玲子 {想形文字のお名前プレート}
好きな色の丸いカードとビーズを選んでもらい、
カードに想形文字でお名前を描きます。

小畑家さんの創形文字、

この時期になると殺到するのが、2015年カレンダー各種です。

この日も午前中から次々に売れていきました。


・水引工芸:濱田 {水引工芸}
水引を使って、オリジナルストラップを実演で作ってくれました。ミニバッグがつきます。




ワークショップブースでは、
先生に丁寧に教えてもらいながら、素敵な作品を作っていました。
・アトリエ花 {布ぞうり}

・アトリエ京子 {ステンシルミニバッグ}
型染めなので、絵心なんて要りません、塗り絵感覚で楽しめます。
エッフェル塔と雪の結晶を組み合わせて作品に仕上げます。

・アトリエぷりずむ {タイルコースター}
カラフルなタイルを使って、可愛いコースターを作ります。
”トナカイ、キャンドル、リボン、アンブレラ”の中から、お好みのコースターを選んで♪



Hand madeふぇすたでは、
毎回、来場のお客さんに楽しんでもらおうという企画を考えていますが、
今回も好評の『ふぇすた DE シールラリー』を開催。
作品の買ったり講習受講すると1シールもらえ、
シールを3つ集めたら、受付抽選ブースでくじを引きます。
一等1000円~など、当日使えるお買い物券が当たり、ハズレくじなし。


スタンプの台紙を手にしてあちこち歩いて回るお客さんの姿が見られ、

1回くじを引いてまた回り、シール3つ集めてもう一度くじを、と

何度も巡っている方もいました。


「500円当たった!」と喜びの声。


今回のNEW企画として、天使の小箱スタッフが考えたのが、
『もじもじラリー』。
参加するだけで、可愛いボールペンをもらえ、

各ブースで買い物を楽しみながら、
作品の中に隠れている『文字カード』を探します。
文字カードを見つけたら、カードに書かれている番号と文字を確認、
シートの番号欄に文字を記入していくと・・・
クイズの完成です。
ここで、クイズの答えをよ~く考え、
答えをシートに記入したら、受付へ。見事!正解すると、素敵なプレゼントがもらえるというものでした。


天使の小箱は、毎回のようにいろんな企画を考えます。

来て頂いた方に楽しんでもらおうとする企画力、行動力はさすが。


ふぇすたの間も、フラワーリース作りを進めていた天使の小箱大谷さん。

100人分のメッセージを一面に添えて、ここに完成しました。




いよいよ時間は、午後1時。


イベント広場の方から待ち構えた方たちのソワソワする声が聞こえてきます。

ウェディングの時間になろうとしていました。

この日のために、

UNICUS南古谷の方々は半年以上前から準備し、内容を練ってきました。

式を挙げられるお二人は毎回違う。

毎回違う趣向の結婚式にするために、頭を絞って考えています。


UNICUSにとっても一回一回が勝負でもある。

結婚式という人生の一大イベントを引き受けさせてもらうこともあるし、

応募要件にUNICUS南古谷を利用したことがある方と入れていることは、

普段顔を合わせている間でもあって、親しく利用して頂いている方の期待は裏切れない。

なにより、式を挙げて終わりでなく、地域の中でお互いにこれからも関係が続いていく。

なんとしても成功させたい、毎回そう覚悟して臨んでいると言います。


当日の式のスケジュールは、まさに分刻みで考えられていた。

「フルート四重奏を演奏してもらおう、

参列者の方に賛美歌を歌ってもらおう、いろんなアイディアを形にしました」

と話します。


広場に向かう控えスペースには、

すでに新郎新婦と御家族が待機していました。



そして、広場の回りには地域の方が集まってきています。

今年もウェディングが開催される、その時を待っていました。





午後1時。UNICUS南古谷ウェディングが厳かな雰囲気の中、始まりました。

まず新郎が赤い絨毯を踏みしめながら入場し、

続いて新婦がお父様と共に入場します。そして新郎新婦で壇上へと上がっていきました。





新郎新婦は、共通の趣味であるスキューバダイビングを通じて出会い、昨年入籍。
南古谷在住としてUNICUSは日常的に利用しているそう。
新郎新婦がUNICUS南古谷ウェディングのことを知ったのは、

新郎の叔母の知り合いがヤオーで働いていて、ウェディングのことを教えてくれた。


「毎回たくさんの応募があるウェディング、たぶん当たらないだろうな。。。」


と思いながらも二人で話し合い応募した。
申し込み期限ギリギリで応募したら・・・見事に選ばれました。

「当たった時は、まさかと思ってびっくりしました」と語る新婦。
今日という日を迎えて、
「ウェディングドレスを着れて、メイクもしてもらって嬉しいです。

両親へ恩返しができました」と話していました。


式には御両家の御家族も参列。
牧師さんが壇上に上がり、お二人の挙式が始まりました。
讃美歌を御家族だけでなく、会場にいる方々と一体となって歌います。




「いつくしみ深き 友なるイエスは、
罪とが憂いを とり去りたもう。
こころの嘆きを 包まず述べて、
などかは下ろさぬ、負える重荷を


いつくしみ深き 友なるイエスは、
われらの弱きを 知れて憐れむ。
悩みかなしみに 沈めるときも、
祈りにこたえて 慰めたまわん。


いつくしみ深き 友なるイエスは、
かわらぬ愛もて 導きたもう。
世の友われらを 棄て去るときも
祈りにこたえて、労わりたまわん。」


牧師さんから、お二人に聖書の言葉が贈られます。



「自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい。
これを夫婦の関係に置き換えますと、
自分を愛するようにあなたの妻を愛しなさい。
自分を愛するようにあなたの夫を愛しなさい。
自分に対する愛と同じ質の純粋な愛で互いに愛し合う。
この聖書の言葉を心に留めて、温かい家庭を築いてください」


誓約。誓いの言葉が交わされます。


「あなたは新婦を妻として、

今からのち幸せな時も、苦しい時も、豊かな時も、貧しい時も、健やかな時も、病める時も、
この人を愛し、敬い、慰め、助けて、その命の限りこの人と共に生きることを誓いますか」


「誓います」


「あなたは新郎を夫として、

今からのち幸せな時も、苦しい時も、豊かな時も、貧しい時も、健やかな時も、病める時も、
この人を愛し、敬い、慰め、助けて、その命の限りこの人と共に生きることを誓いますか」



「誓います」

そして、親戚の男の子がリングボーイを努め、結婚指輪の交換。
牧師さんから結婚宣言がなされました。
結婚宣言に署名し、誓いのキスを交わします。



会場から拍手。温かい祝福で包まれました。
司会の方が、壇上脇にある大きなケーキを紹介します。
「皆様、ステージ上の大きなケーキにご注目ください。

このケーキは全て風船でできています。

お二人にの永遠の幸せを願い、ケーキ入刀へと移らせて頂きます」



おめでとうございます!とあちこちから声が上がります。

お二人の思い出の曲、コブクロの赤い糸をフルート四重奏での演奏と続き、
記念品贈呈として、UNICUS南古谷支配人より、

支配人自らが描いたお二人の似顔絵をプレゼント。



それ以外に、タリーズコーヒーのテディベアやユナイテッド・シネマの招待券、

ウニクスボウルの無料券などUNICUS南古谷からのプレゼントが贈られます。
そして、本日来場したお客さんからのプレゼント、
メッセージリボンがたくさん詰まったフラワーボールが贈られました。



新郎新婦による御両親への挨拶では、
涙ながらに手紙を読まれていました。
会場から、おめでとう!幸せになって!と拍手が起こります。
最後に新郎から、UNICUS南古谷へ、UNICUS南古谷の店舗の皆さんへ、
「素敵な式をありがとうございました。一生の宝物にしたいと思います」
と挨拶があり、
会場で見守ってくれたお客さんへ感謝の言葉がありました。
そして、退場するお二人をフラワーシャワーで包んで門出を祝福しました。

こうして、11回目となったUNICUS南古谷ウェディングも、無事に最後まで執り行われました。


広場に隣接した天使の小箱のHand madeふぇすたも、

最後まで盛況で多くの方で賑いました。



天使の小箱のHand madeふぇすたはこれからも続いていきます。

そして、UNICUS南古谷ウェディングも来年秋に開催される。

一体となった秋のイベントは、来年も盛り上がっていくことでしょう。

地域の人を地域で祝福する。

昔は当たり前のようにあった結婚風景が、今、形を変えてこの地で11年も続いている。


来年、12組目の結婚をまた、地域で祝福されることを願っています。



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